女性専用車両は性犯罪対策でも女性の人権の保護でもなく、政治の結果なので、結果が手段を正統化する

予測通り、つぶやきのイイネ順トップは、痴漢がいるから男性全体の権利は制限して良い流れになっている。

痴漢が一人でも居たら男性全般の権利を制限して良い理屈は、慰安婦性奴隷が一人でも居たら日本人全体に無制限に補償責任を求めて良い理屈に応用できる。

外国人の犯罪者が一人でも居たら、外国人全体を監視対象にしても良い理屈も通る。

カルト宗教が一つでもあったら、宗教全体を公安が監視して良いことにもなる。



先進国の基準としては女性専用車両は実に馬鹿馬鹿しい制度で、各国はフリージェンダー方向で、女性優遇とか女性隔離はやっていない。

何度も書いてきたことだが、都下の女性専用車両は時の都知事の石原慎太郎が、支持基盤である創価学会婦人部の意向を受けて起案したもので、腹心の元警察官僚の副都知事を使って警察に痴漢犯罪激増の数字を作らせて、混雑が酷くなると渋る鉄道会社に超法規的に呑ませた。

その後の警察や検察や裁判所の対応が、法の条文や疑わしきは罰せずの司法原則に従わず、現場権限で可能な限り有罪方向に引っ張る方針になっているので、法治国家としては有り得ない結果になっている。

時の都知事の独裁によって民間企業に無理強いした点で民主主義に反しているし、疑わしきは罰せずの司法原則を曲げている点で法治主義に反しているお話にならない制度が女性専用車両。



しかし都下最大最強の組織票である創価学会の婦人部の意向で始まったことなので、学会票に依存している首長や議員がいるうちは、まずなくなることはない。

また、痴漢が一人でもいるならば男性全般の権利を制限して良いというのがメディア上、ネット上の多数派世論なので、これを応用すると慰安婦歴史戦においても、ほんの僅かな事例でも慰安婦強要・虐待があったら、未来永劫日本人全体に賠償請求出来るので、左翼としても公明が始めたこの制度に相乗りすると都合が良い。

学会にしても左翼にしても、組織票としては強力だが、絶対的な頭数としては日本全体の有権者のうちの１０〜１５％ぐらいしかない。しかし日本の一般有権者の半分以上はそもそも選挙に行かないし、選挙に行く人も三々五々に各々が支持する候補に入れているから、学会や左翼の組織票に負けることが多い。



左翼（韓国派閥）は露骨に反日なので分かり易いが、公明（朝鮮派閥）はアンタを勝たせてやるから我々に利権を寄越せというバーターでやっているし表向きは目立たないようにやるからその影響力が分かり難い。

昨年は年頭から北朝鮮がミサイルをバンバン撃っていて絶好調で、本国の好景気を受けて学会も大いに盛んだった。

傀儡として立てた小池は無敵の勢いで、9月にトランプ政権が北朝鮮を強く制裁する方針を打ち出していなかったら、10月の衆院選は小池派の圧勝になっていたはずで、実にギリギリの国難だった。

衆院選のタイミングはなんとかしのいだが、その後北朝鮮はロシアと接近し、アメリカの経済制裁を骨抜きにしてしまったので、昨年末ぐらいから盛り返してきており、現在は韓国の文政権は正恩の飼い犬と言って良い状況になっている。

現在の国際社会での北朝鮮の力から考えると、都下の女性専用車両が無くなることはまずないし、無敵の学会が作ったものについて、日系日本人の庶民ごときが意見しても毛ほども揺るがない。

が、文政権が盛んに北媚びしていることについて、韓国人や世界中の韓系移民の全てが韓国政府の方針に賛成しているわけではない。むしろ宿敵金一族に対して尻尾を振る文大統領に反感を持つ者の方が多いのではないかと思える。

左翼メディアである弁護士ドットコムに、女性専用車両に対する懸念と取れる記事が出たのは、日本における韓系移民世論が一枚岩ではないことを示していると思える。


【追記】
その後のつぶやきのイイネ順を見ていると、痴漢が悪だから、潜在的痴漢犯罪者である男性は連帯責任で権利をある程度制限して当然という意見が圧倒的に多い。

イギリスでも女性専用車両導入論が起きたが、女性議員が中心となって反対して見送りになった。イギリス女性は「性犯罪対策は座る席の問題ではない」と主張している。

イギリスの女性は性犯罪と戦うことを選んだが、日本女性は自ら隔離されることを望んでいるので、非婚化（非恋愛化）は必然の結果だと言える。

職場の男女比が圧倒的に男性多数だった時代は、マジョリティである男性が譲って女性に特別スペースを作るのが妥当だったが、職場や通勤電車に女性が増えても女性を特別スペースに隔離することを続けていると、非合理で余分なコストがかかることはもちろん、全般に女性隔離方向になる。

女性自身に隔離されることを希望する人が多数ならば、女性は隔離するしかない。

日本が男女分離政策になり、日系日本人の人口が縮小した場合、日本向けに労働者を輸出する国は儲かる。
自然と日系日本人の有権者数が減れば、議会は移民系日本人で占め易くなる。

最近、女性専用車両の記事が増えた気がするが、そういう記事につくコメントは、痴漢がいるから男は連帯責任で権利を制限されて当然というものが必ず多数になっている。戦前戦中の朝鮮人を見たら泥棒と思えと大差ない。

痴漢が居るから男は連帯責任というコメントを引き出すための炎上商法として、わざと記事を出しているのかも知れない。女性専用車両は男性差別ではないか？ と問題提起するためではなく。


■「女性専用車両」違憲訴訟、男性側敗訴のケースも…トラブルの火種、くすぶり続ける
(弁護士ドットコム - 02月24日 10:02)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=5000822