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2015年06月06日03:02

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年金機構そのものはなぜかほとんど責められていない

年金情報の流出や紛失について、安倍ガーと騒ぐ人は多く、不祥事を起こしたのは年金機構jなのに、マイナンバーを止めろという人が多いが、なぜか年金機構そのものはほとんど責められていない。

社保庁を解体し、日本年金機構に年金を移行して年金運用を民営化する方針は、小泉政権で立案し、第一次安倍政権で法案化し、民主党政権で実行に移された。

なので、なぜそういう組織を作ったのかの動機は小泉・竹中に問う必要があるし、実際に実働に入った時にこういう組織にした責任は鳩山内閣、特にミスター年金と言われた長妻昭にある。

しかし、小泉、竹中、鳩山、長妻の責任を問う声はさっぱり聞こえてこない。



年金機構のシステムと、その運用方法があまりにも杜撰なわけだが、昨日、システム構築した企業にソフトバンクが入っているというツイートがあり、瞬く間に拡散した。

それに対し左翼側は、作ったのはNTTデータと日立。ソフトバンクという単語が出たらネトウヨが釣れたww ガセネタに反応し過ぎ(藁) と応酬している。

では日本年金機構のシステムは、実際のところどこが作ったのか?

さすがにこのシステムはどこの企業が作りましたという具体的な資料は出てこなかったが、システム構築したと目される平成21〜22年度の入札資料を見ると、NTTデータの名はなく、子会社のNTTデータ アイの名前はあった。日立系のシステム会社は無かった。
(日本年金機構の設立は平成22年)

NTTグループは、1軍の人材はすごく優秀なトップエリートだが、2軍以下の人材は縁故採用が多く、保身に終始する悪い意味で官僚的な使えない人が多い。データアイも2軍の子会社の一つ。

ここ1、2年の入札情報を見ると、NTTデータや日立系や富士通系の企業名が増えているので、直近のシステムに関してはNTTデータや日立が再構築している気配がある。おそらくマイナンバー対応ではないだろうか。



年金機構設立当時の入札企業に出て来る名前で、大手システムベンダーとして聞き覚えがあるのは、日本ユニシス、アイネット、トランス・コスモス、日本IBMといったところ。

日本ユニシスは財務系基幹システムを得意とする企業で、厚生年金のシステムも手掛けていて、年金業務のシェアを大きく握っている。

年金機構設立当時のシステム主幹は、日本ユニシスと見てほぼ間違いないだろう。



平成22年の入札企業に、ソフトバンクテレコムも入っている。請け負った内容は西日本の通信インフラとデータセンターの設置となっていた。東日本の分はKDDIが請けたようだった。

オペレーターの人員は、リクルートとアデコが集めていた。

年金機構を作ろうの言いだしっぺが小泉・竹中だから、竹中に縁が深いパソナが人手を手配したのかと思っていたが、違っていた。



日本年金機構の理事の名簿を見ると、ほとんどは銀行出身か厚労省の天下りだが、IT企業から入っている理事は元日本ユニシスと元ソフトバンクなので、年金機構のシステムを仕切っているのはこの二社だろう。

つまり年金機構のシステムを作ったのはソフトバンク、というツイートは、完全に正確とは言えなくても、ガセではない。

一方の左翼側が言っている、年金機構のシステムを作ったのはNTTデータと日立だから、戦犯はこの二社、という情報は、年金機構設立当時の入札企業や、理事の出身企業から考えるとほぼガセネタと言える。

やはりウソツキは左翼の始まりだと思う。

親中韓丸出しの左翼企業のソフトバンクが仕切っているから、いつも官僚や特殊法人への攻撃に余念がない左翼の皆さんが、日本年金機構に関しては、解体しろとかトップを辞任させろと言った批判をしない。



日本年金機構の初代理事長の紀陸孝という人は謎の人物で、経歴を調べても、経団連職員出身で、元日本経済団体連合会で、労務に強いといった程度しか情報が出てこない。

特に金融に詳しそうな経歴でもないのに、なぜこの人物が理事長に成れたのか?

いまいち調べ切れていないが、紀陸孝は民主党の長妻や、日本労働組合総連合会会長の古賀伸明と親交があるらしい。

日本労働組合総連合というのは、いわゆる「連合」で、そこの会長だから労組の闘士の親玉ということになる。

大した人物とは思えない経歴なのに、ミスター年金の長妻や、労組の親玉の古賀からの引きで、日本年金機構の理事長に就いたのが紀陸孝ということになる。



そして日本ユニシスを調べていて非常に興味深い事実があった。

日本年金機構設立当時のユニシスの社長は、現NHK会長の籾井勝人だった。

籾井の実家は筑豊炭田の周辺で炭鉱経営をしていたのだそうだ。

そしてソフトバンクの孫の祖父は、半島の大邱出身で、筑豊炭田の鉱夫として日本に渡ってきた。

籾井は経営者側、孫は労働者側という立場の違いはあるが、日本年金機構のシステムを仕切っている日本ユニシスとソフトバンクの社長が、筑豊炭田で繋がっている。



籾井もなかなか謎の多い人物で、度々失言したり、金銭感覚や経営センスに疑問符がつく行動を取っているが、色々揚げ足取りはされる割に、本気で叩かれてはいない感触で、ミスしても深く謝罪することがない。

籾井が傲慢なのは、安倍とネトウヨに守られているからというのが通説だが、その割にはあまり自民有利になるようなことはしていない。

国鉄労組、日航労組、電電労組、郵便労組といった、公務員ベースの巨大労組が民営化で解体された現代にあって、NHK労組は残された数少ない巨大聖域の一つで、労組を牛耳れないようではNHKの会長には成れない。

籾井は日本ユニシスの元社長 → ユニシスは年金機構に理事を送り込んでいるシステム主幹 → 年金機構の初代理事長は長妻昭と連合の会長の傀儡 という繋がりになっているので、籾井は最強労組の一つの連合の会長に縁がある。



日本年金機構を軸として、労組仲間、移民仲間が繋がっていた。

つまり、年金の巨大財源は、労組と移民を養うお小遣いとして、不正に流れている可能性がかなりある。

そりゃデータの流出や紛失や改竄はあって当たり前だろう。

そうさせないためのマイナンバーによる一括情報管理なので、一括管理されては困る人々は、マイナンバーが導入されては困る。



設立当時は年金機構にほとんど噛んでいなかったNTTデータや日立や富士通が、最近の年金機構の入札に参加しているのは、マイナンバー対応である可能性が高い。

マイナンバーで管理されるようになると、セキュリティの基準は年金機構独自の基準というわけにはいかなくなり、マイナンバーによる一括管理だと、改竄するとバレてしまう。

なので、不都合なデータを消したり、年金料納付実績がなかったり日本在住の期日が足りないけど年金をもらえるようにしてあげるデータ操作をするならば、マイナンバー導入前にやってしまわないといけない。

おそらくこの先も日本年金機構の不祥事は続くだろう。

そして左翼系の野党や市民は、安倍ガーと叩く割には、年金機構そのものには具体的な批判はしないはず。


年金情報流出、安倍首相が陳謝
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3452724
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