mixiユーザー(id:7349954)

2016年06月11日23:45

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何もない。

今度,、元職場(郵便局)の同僚が同じ班にやってきた。いろいろと昔話に花が咲く。なんと元祖腹黒有馬さん(仮名)がお亡くなりになったそうだ。私の直接の上司(班長)で3日に一度の割合で怒鳴りあいのケンカをした方だ。40年位前の4・28闘争で第二組合に寝返り「裏切り者」と呼ばれて親しまれていた人だ。「聖教新聞」と「赤旗平日版」の両方を購読していて、敵に回すと有象無象の奴ら(日共とか)が加勢してきて結構厄介な人だった。

郵便局で定年退職された後、数年でお亡くなりになる方が結構いらっしゃる。3・11との因果関係は分からない。先日も元相撲取り(役はない)の元職員の方が62歳でお亡くなりになった。あんな元気だった人がとわが耳を疑ったが、他の職員によると「いつも鼻をすすっていて顔色が悪かった」とのことだ。この郵便外務という職業は、まさに命を削りながら、それには見合わない賃金でこき使われているだけなのかもしれない。

何もないのだ。その人が生きていて死ぬ。周りの人は「そんな人いたな」と思い出すこともある。そして忘れる。また思い出すこともあるかもしれない。周りの人もそれぞれ生きて、死んでゆく。その繰り返し。何もない。ただその繰り返し。

私もいつ消えるかわからない。熱中症でひっくり返りトンデモ病院に投げ込まれたときは「もうダメか」と思った。それはちょうど二年前の6月だ。それで退職を決断とはならず、引っ越すのがめんどくさい、東京を離れたくないなど諸理由によりずるずると生きている。とにかく死なないように適当に生きる。ホントに働いたら負け。

できれば消えてなくなりたいが、いずれ孤独に無様な姿でクソまみれで死んでいくのだろう。たぶん極貧と他者からの軽蔑のなか、のたうち回りながら「俺は死にたくねぇ」とか泣き叫びながら、それで"game end"。美しい思い出、来世への期待など何もない。そう何もないのだ。

写真左…赤テントの公演ビラ。こういうシュールなドタバタ喜劇にはついていけなくなった。
写真中…池袋文芸座のプログラム。仲代達也特集。高校二年の夏休み終戦特集で観た「人間の条件」がある。辛酸をなめた最後、雪に埋もれていく主人公の姿に泣かされた。
写真右…厚生省時代の元職場。ホント何もない。辞めてよかった。毎日サービス残業で首つるところだった。

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