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2018年10月17日20:53

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秋の嵯峨野巡り その1

 もうじき山の木々が紅葉しだし、また観光客の人達でいっぱいになってしまうので、本当に一番良い時期からは少しだけ早いのですが、嵯峨野のお寺を巡ってきました(^-^)

 また朝から自転車をピューッと走らせて行ってきたのですが、少々肌寒さを感じるものの久しぶりの秋晴れで、「ホンマに9月は最悪やったなぁ、やっぱり晴れてるとそれだけで気持ちがエエわ(^-^)」とご機嫌でペダルを踏み込み30分程で最初の目的地である大覚寺に到着。

 何故大覚寺かと言いますと、戊戌開封法会という嵯峨天皇が書かれた般若心経が60年に一度開封されるという事が行われていまして、しかも、この般若心経が一般に公開されるのは初めてだそうで、「これは観に行っとかなアカン!!」っと思い行ってきた訳です。

 早速、駐車場の横にある駐輪スペースに自転車を止めさせてもらい境内へと歩を進めたのですが、今回はこの法会の他にもいけばなの嵯峨御流も創流1200年という事で、着物姿のお姉さま方が所狭しとお寺の建物の中を歩いておられました。

 そんな中、あちこち眺めながら、「やっぱり天皇さんのいやはった所は違うなぁ!」っと感心しつつ順路に従って進んで行くと、いよいよ先に書いた嵯峨天皇の書かれた般若心経が納められている勅封心経殿の前までやってきたのですが、そこに拝見させて頂く前の作法を書いた案内があり、さらに係のお坊さんが一人おられ、その作法に則り、掌に御香の粉を一つまみかけて頂き、それを手を合わせて軽く擦り込むと、その係りのお坊さんが般若心経の一部を唱えてくれるのですが、こういう体験は初めてなので物珍しくも何とも言えない厳かな感じがして非常に良かったですね。

 あと、お香の香りも家に帰ってきてからもうっすらとし、またその匂いも良くて、「下手な香水つけるよりこっちの方が何倍も良いなぁ(^-^)」っと思いました。

 という事で儀式?も済ませ早速、勅封心経殿の中に入り拝見させてもらうと、紺紙に金泥で書かれているのですが、やはり1200年経っているという事で、一部はきちんと読めるのですが、他の部分は金泥がかなり剥落してきてしまっており薄っすらと文字が確認できるという感じになっていました。

 しかし、1200年も前に書かれてものとしては紙の状態などは非常に良く、「やっぱり大切に保管されていたんやなぁ」っと、長きにわたってこういったものを守ってこられた大覚寺の代々の方々には何とも言えない尊敬の念が湧きましたね。

 そんな事を思いつつ勅封心経殿を後にし、霊宝殿などで先の般若心経を復元したものや、不動明王さんなどの仏像を拝ませてもらい、五大堂の方から大沢池を少し眺めつつ、何故か不動明王さんが大好きな母と最近発情期で悪さばっかりしているニャンコにお守りを頂きました。

 その後、宸殿の前を通るのですが、狩野派の中では一番好きな狩野山楽の描いた襖絵があったり、蔀戸の金具が蝉になっていたりと最後まで見所があり非常に楽しめました( ^ー゜)b

 大満足で大覚寺を後にし、今度は少し山を登り愛宕念仏寺の方へと自転車を走らせたのですが、それはまた明日にでも書こうと思います(o^艸^o)
 
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