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2018年05月21日17:22

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栗城氏エベレストに死す…周りの大人には猛省を促したい

予想はしていたが、やはり取り返しのつかない事態となってしまった。
まずは、栗城史多氏のご冥福を祈りたい。

しかし、彼の死は、周りを取り巻く大人たちが適切な助言を与えていれば、未然に防げたはずだっただろうことが、返す返すも残念でならない。

彼の技量や登山方法では、エベレスト登頂は無謀であることは、誰の目にも明らかだった。
それでも、Twitterやブログでは、彼の行動を諫めるどころか、囃し立てる人々が彼を帰らぬ死出の道へと押しやったのだ。

NHKの番組企画で、「サミット 極限への挑戦」と題して、大きく取り上げられた頃から、彼の勘違いは始まったのかも知れない。
そのために、マスコミ受けする無謀なチャレンジを繰り返さざるを得なくなったと言えるだろう。

凍傷で9本の指を失った時が、撤退のチャンスだったのかも知れない。
あるいは、彼の無謀な挑戦に対する神の啓示と言い換えても良いかも知れない。

しかし、それでも彼はエベレスト登頂を諦めず、無謀な挑戦を繰り返した。
グリコをはじめとするサポート企業の支援を受けながら…。

最後の挑戦となった今年は、高度順応が上手くいっていなかったことが、彼のブログからも読み取れる。
高山病の症状が出ていたにも関わらず、彼を制止する現地スタッフは誰もいなかったのだろうか。

極めて残念な結果となった今回の幕引きしか、彼にはエベレスト挑戦終了の選択肢がなかったのだろう。
改めて、彼の周りで取り巻いていた大人たちには、猛省を促したい。

合掌

【この日記は、インターネットを含めた全体に公開されています】


登山家・栗城史多さん死去 エベレスト下山途中、遺体で発見
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=5120079

-----(引用ここから)-----

登山家の栗城史多(くりき・のぶかず)さんが35歳で亡くなった。所属事務所が21日、エベレスト下山途中だったところを遺体で発見されたとして、栗城さんのブログで伝えた。

 ブログでは事務所代表が栗城さんの訃報を伝えた。「このようなお知らせになり大変申し訳ございませんが、エベレストで下山途中の栗城が遺体となり発見されました。下山を始めた栗城が無線連絡に全く反応しなくなり、暗い中で下から見て栗城のヘッドランプも見当たらないことからキャンプ2近くの撮影隊が栗城のルートを登って捜索し、先ほど低体温で息絶えた栗城を発見いたしました」と明かしている。

 また、「生きて帰ることを誓っておりましたのに、このような結果になり大変申し訳ございません。生きて帰るため執着しないと誓っておりましたのに、最後に執着してしまったのかもしれません。皆様へのご報告が遅くなりなりましたこと、心よりお詫び申し上げます」と無念をつづった。

 「何メートル地点で発見されたかなどこれ以上の詳細が日本でわからず大変恐縮ですが、またわかり次第お知らせ申し上げます。これまで栗城を応援していただき、本当にありがとうございました」とし、一旦報告を結んだ。

 栗城さんは、2012年秋季エベレストで重度の凍傷になり手の指9本を失うも、14年に8000メートル峰を単独無酸素で登頂し復帰。エベレスト登頂は今回が8度目の挑戦だった。

-----(引用ここまで)-----
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