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2018年01月22日01:12

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「初春歌舞伎公演」(新橋演舞場)1/14

夜の部:Bプロ観劇。翌日東京に行くことになって、行きたいなと思ったときにはこの日のチケット完売してて、とりあえずしばらく様子見してたらたまたま戻りチケットに遭遇して観劇できることになりました。
Bプロは「日本むかし話」かぐや姫、浦島太郎、桃太郎、花咲か爺さん、一寸法師、と、色々な物語がちょっとずつリンクしながら話が展開していくのはなかなか面白かったです。しかも一筋縄ではいかない登場人物たちがなかなかに曲者揃いで、あっちこっちにちょっと毒を仕込んであるようなブラックな展開もありつつ。若干盛り込みすぎかなーという印象もなくはないですが、元ネタが誰もが知っているような話ばかりなので、比較的入り込みやすくてテンポ良く話が進んでいく感じ。海老蔵さんの、歌舞伎の敷居を低くして多くの人に見にきてもらいたいという志のようなものは感じました。

「桃太郎鬼ヶ島外伝」は、鬼たちの視点から見た桃太郎の物語。鬼たちのキャラが濃すぎていちいち可笑しいうえに、順番に名乗りをあげたり、戦いのありさまを口上風にひとりずつ語ったり(しかもみんな死んでる)とか、歌舞伎的見せ方が面白かったです。

「疾風如白狗怒涛之花咲翁物語。」は花咲か爺さんの白犬がさっきの桃太郎の犬だったというつながり。犬の表現方法が義経千本櫻の狐忠信のそれを思い出させて、それだけでなんだか楽しい。最後が宙乗りで桜の花びらの中っていうのもまた無駄にテンション上がってしまう私です(笑)。ものすごい量の花びら浴びるのっていっそ清々しい気持ちになります(笑)。
いじわるじいさんに当たる役柄が獅童さんで、海老蔵さんとの掛け合いも息ぴったりな感じで、どこまでアドリブなんだか全部台詞なんだかわかりません(笑)。でも、素でツボに入っちゃったみたいに笑ってたのは、あれはほんとに笑っちゃったのかなあ(笑)。それにしても、獅童さんのお元気な姿を拝見できて良かったです。

「一寸法師」は、鷹之資くんの一寸法師が舞踊で見せていく一幕。動きにきれがあって清々しい感じでした。と思ったら、「御器被り」ってなんのこっちゃと思ってたら茶色いアレが出てきて、ああっそれか!とびっくり(笑)。

「かぐや姫」は全体の話を通して語られるメインストーリーに置かれていました。最後がわりと力業でおさめてる感がなくもないですが、これはこれでありなんだろうなあ。歌舞伎だし(笑)。
幼いかぐや姫を麗禾ちゃんが踊っていたのがとても愛らしかったです。カーテンコールで海老蔵さんにだっこされて出てくるのとか、なんだかしみじみと見つめてしまいました。
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