兄の逝去で故郷に戻った男が、兄の遺言で遺された甥の後見人に指名されるも男には故郷の街で暮らすことの出来ない悲しい過去を背負っていた。
淡々と進行するストーリーに身を任せていると、主人公の過去の壮絶さに驚倒してしまった。それでも生活は続いていくというところが素晴らしく、そこはかとないユーモアと悲しみが一緒くたになった脚本が最高だ。
主人公のケイシー・アフレックは狂気を感じさせる演技はピカイチなんだけど、本作のような普通の人を演じるとここまで上手だとは思わなかった。
淡々とした映画って本当は作るのが難しいはずで、本作は見事に作り上げた。傑作。
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