電通社員の仕事は、拘束時間こそ長くなるのは必然だが、さほど過酷なものではない。息抜き、中休み~中抜けは、個人の自由裁量でかなり可能。実務の多くは、外部スタッフや下請けが行い、主たる業務は手配や管理、進行や仕上がりチェックとなる。
で、傍目には華やかに見えるかもしれないが、現実は、泥臭く地味なお仕事の連続。
この女性が残したSNSをみると、「東大をでた優秀な私の価値が評価されない」ということをベースに、「想像していたお仕事と、現実の地味な仕事のギャップ」で、不満が増大していった模様。現実なの空想なのかは、わからぬけれど、「彼との関係」が悪化していった記述も認められる。
個人的には、奇妙にプライドの高い人間が、不向きな職種につき、不満をつのらせ自滅した印象。 なまじ、週刊朝日の現役東大生の取材アルバイトという、仮想現実的アルバイトを体験したのが、裏目にでたこともあるかと。
→「現役美人東大生が取材」というストーリーで組まれた、ヤラセ臭プンプンの
企画だったようで、いろんな勘違いをした模様。
はっきりいって、一番きついのは、下請け、孫受けの実務を担う人々だ。かれらからすれば、この記事など、「何の戯言」としか思わないはずだ。
本音を言うと、ポリコレ的に極端な批判や非難をあびるので、実情を知る人々は口をつぐんでいる。
---リンク元記事:(朝日新聞デジタル - 09月22日 18:43)
■まつりさんの母「お詫び、にわかには信じられない」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4778687
電通の違法残業事件の初公判を傍聴した高橋まつりさんの母、幸美(ゆきみ)さんがコメントを発表した。閉廷後の記者会見で、涙ながらに読み上げた。全文は次の通り。
◇
電通の労基法違反刑事事件の公判に関するコメント
本日、公の刑事裁判で、電通が長年行ってきた社員に対する法律違反が明らかにされ、裁かれたことは、複雑な心境ですが、感慨深いものがありました。
これまで捜査に当たられた労働局、検察官の方々に感謝いたします。また、裁判所が遺族の傍聴席の確保をしていただいたことに感謝いたします。
検察官が、再三指摘されたように、電通は、社の利益を優先させ、是正勧告を何度も受けたにもかかわらず、労働時間を引き下げる対策をとらず、36協定の上限を引き上げたり、サービス残業をせざるをえない状況をつくりました。そして、深夜労働や休日労働をいとわない状況が続くなど、会社の認識の甘さとおざなりな対応があり、社員の精神的肉体的苦痛ははかりしれないものであった、との検察官の指摘は、本当にそのとおりだと思いました。
電通の山本社長は、本日、公訴事実をすべて認め、反省とお詫びの言葉を述べ、新しい電通をつくるとの決意を述べておられましたが、今までも電通は、言葉では様々な計画を立て、文書もつくっていました。それを知っている遺族としては、にわかに今日の社長の言葉を信じることはできません。
労働環境の改革計画を検討・実施していると表明されていましたが、娘が入社する前にも、電通は、立派な計画は発表していました。しかし、娘は、土曜日も日曜日も休むことができないほどの業務を担当させられたのです。立派な計画や制度を作ったとしても、本当に実行しなければ、意味がありません。
電通の職場が改善するには、社長を始め、役員を先頭にすべての従業員が強い意志をもって取り組んでいただきたい。それには、株主、クライアント、日本全体の意識が変わらなければならないと思います。
電通の取り組みを今後も監視していきたいと思います。
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般若の形相の母親。
そう、あなたの指摘はただしい。
「お詫び、にわかには信じられない」
ポリコレ的に反論の難しい「いちゃもん」をつけられたとしか考えていないのは確か。
取り合えず、幕引きして、いかに「いちゃもん」をつけられないようにするか対策中だおうから。
たぶん、これを期に、適性を考えた入社選抜を行うことになるだろう。
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