報道は結果の一部だけを伝える。この少女が逮捕されたときもそうで、世間に「若いのに非情な極悪人」という印象を与えた。
その後、内情や背景を伝える情報もあるにしたにせよ、埋もれた。事件から三年余もたっての無罪判決、スッキリしない印象だけが残るのは、経緯が示されず結果だけが報道されてからである。
このような中途半端過ぎる報道は、広意義のフェイクだとしてもよいかもしれない。
経緯：
１）渋谷のマンションで同居していて事件に関係した二人の少女（ともに18）と
死亡女児（3ヶ月）の母親は、そもそも深い知り合いではなかった。
２）事件の舞台は、風俗業経営の男が、女子高生を装ってマッサージする
「ＪＫリフレ」用に借りたもの。
３）男に雇われた少女AとBは、「ＪＫリフレ」をしながら、この部屋に居住。
母親（21）は別のデリバリーヘルスで働いていて、少女と同郷のよしみで
新生児を連れて転がり込む。
これが2013年8月頃。
４）「ＪＫリフレ」は潰れたが、少女たちは住み続けた。
収入は、少女二人の出会い系での接客、母親のデリヘリ。
５）母親の交際相手が傷害罪で逮捕、母親には借金がありデリヘリに専従、育児は
二人に押しつけるという異常な状態になる。
６）2013年10月頃、母親は帰宅しなくなる。→完全育児放棄。
電気代滞納で電気がとめられ、ミルクも作れず、清涼飲料水などを与える
ようになる。陰惨な環境で、二人は赤ん坊を虐待し始める。
７）2013年11月1日、女児死亡。119番に通報。
８）11月15日、警察は少女二人を女児への暴行容疑で逮捕、死因との関係を
調べたがはっきりせず、少年院へ送致。
９）2014年8月 事件から10ヶ月近くたってから、少女Aを殺人罪で逮捕。
→殺人罪と断定する根拠が薄弱だったからとおもわれる。
結局、強引に裁判を進めても、確たる殺人証明はできなかった。
10）2017年2月、裁判員裁判で少女Aが絞殺したとは判断できないと、無罪判決。
検察が、公判維持できないとして控訴を断念、無罪確定。
関係者全員が、「碌でもない奴ら」なのは確かであるが、情状酌量の余地はありすぎるほどだ。
「日本は児童買春の国」で売り出した『仁藤夢乃』は、この事件を知っているはずなのに言及したことはない。仁藤が代表を務める女子高生サポートセンター・一般社団法人Colaboは渋谷区宇田川町にあり、事件の舞台となった道玄坂とは目と鼻の先である。
仁藤を賛美した朝日新聞の大久保真紀記者も記事にすることはなかった。
また、仁藤と共同歩調をとる、NGOヒューマンライツ・ナウ事務局長の伊藤 和子弁護士も知らんぷりをしている。
彼らは、少女買春が多数いる国・日本と、ジャパンディスカウントに極めて熱心であるが、このような手を差し伸べるべき現実には、目をつむり、冷淡である。
仁藤夢乃や伊藤 和子弁護士らの告発は、少なからずが『フェイク』と推定されている。
---リンク元記事：(時事通信社 - 02月28日 01:00)
■女児死亡、元少女の無罪確定＝東京地検が控訴断念
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4453263
東京都渋谷区で２０１３年、生後３カ月の女児の首を絞めたとして傷害致死罪に問われ、東京地裁の裁判員裁判で無罪とされた当時１８歳の元少女（２１）＝長野市出身＝について、東京地検は期限の２７日までに控訴の断念を決めた。元少女の無罪が確定した。
東京地裁は１３日の判決で、女児が首を絞められて窒息死したとは認定できず、脱水や低栄養で死亡した可能性が否定できないと判断した。地検は、控訴審で覆すのは困難と判断したとみられる。
元少女は、１３年１１月に知人から世話を頼まれていた女児の首を絞めて死亡させたとして、１４年１１月に起訴された。
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参考情報：
１）生後3ヶ月の赤ちゃん首絞め殺害-18歳少女を殺人で逮捕 2014/8/26
http://breaking-news.jp/2014/08/26/011297
２）【衝撃事件の核心】 2014.9.7
誰も女児を救えなかったのか… 東京・渋谷の生後３カ月女児虐待死事件
「苦しむのがエクスタシー」少女Ａの異常な心境
http://www.sankei.com/premium/news/140907/prm1409070019-n1.html
３）元少女に無罪…赤ちゃん傷害致死事件の判決に疑問の声があがってる
2017年02月14日
https://matome.naver.jp/odai/2148701814329912901
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