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2018年01月18日20:36

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今日の蛇足

我が家にはマダケの藪がある。
今日、久しぶりに行ってみた。

実はこの藪、元は栗林だったのを
手入れを怠っているうちに藪化したというのが正直な話だ。

それでも数年前は栗の木が十数本残っていた。
で、みな古木になってきた上に、
竹の勢いに押されて青息吐息。
うまく息を吹き返すかどうかは分からなかったが
試しににわか仕込みの竹退治法を施してみたりした。

ところが、一度勢いをそがれた栗の木は、なかなか元気を回復せず、
しかも、実がついたとしても虫に喰われていたり、
イノシシの餌食になったりで、いつしか、また、ほったらかしになった。

今日の目当ては農業資材用の竹取りなのだが、行ってみたところ、
栗の大木が何本も倒れているだけでなく、なんと
少なからずマダケも立ち枯れていた。やれやれ。
元凶は藤の蔓。藤は、巻きついた宿主を枯す悪者なのだ。
さらに、冬に切ってもまた芽を吹き出す質(たち)の悪さだ。

と、藤の悪口を並べていたら、
竹取物語を思い出した。

作者不詳の竹取物語は、実は権勢をほしいままにする藤原氏を
暗に揶揄する目的で書かれており、当時、読者はみんな分かって読んでいた
という説がある。
ところで、かぐや姫の竹は孟宗竹だと思いやすいが、
孟宗竹が日本に広まるのは江戸時代になってから
という説があるので、実はマダケだったのではないか。
確かに、竹細工に適するのはマダケで、孟宗竹は全く不向きである。
だから、かぐや姫はこの藪の中。

あ、今日の蛇足です。
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