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2016年09月28日05:30

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燐寸の存亡

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たかがマッチ、されどマッチである。
マッチを作る会社が廃業するという記事。兵庫県はマッチ製造の
主産地だそうで、全国の8割を占める。
安全性の問題などで安価ライターが普及し、またタバコの需要が減り、
マッチは使われなくなったという。

マッチはどこでも見かける時代があった。喫茶店や飲食店に行けば
その店の名入りのマッチを呉れた。多彩なマッチ箱のデザインがあり、
それを収集するのが流行ったりした。

マッチを擦ると、ボッという音を立てて(のような気がする)、
青ほの赤い炎がともり、硫黄の匂いがたちあがる。
あの匂いにどこかひきつけられ、それはこども心には禁じられた
遊びであり、青春の季節にはやるせない想い出だったりした。

絶滅危惧種はこの世に無数あり、いきものであれば保護には
しゃかりきになるが、一本のマッチには救いの手がのべられる
ことはないんだろうなあ。

マッチ売りの少女、という物語も意味がわからないという
時代が早晩くるのかねえ。。。。。。。。
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