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2017年09月19日14:45

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今日の りあむ ☘ 東京バンドワゴン編 ☘


いつか紹介したいと思ってた、おれが大事にしている小説です♫



『東京バンドワゴン』は、小路幸也の連作短編 ぷち推理小説のシリーズで、

以前、TVドラマでKAT-TUNの亀ちゃんや玉置浩二が出演するってことで
話題にはなったんだけど、
実はこのシリーズの原作は現在も進行形でして、すでに12作品までなっている小説なんだよ。





「あの頃、たくさんの涙と笑いをお茶の間に届けてくれたテレビドラマへ。」

をキャッチコピーに、東京の下町で古本屋「東亰バンドワゴン」を経営する大家族・堀田家の面々が、家訓の「文化文明に関する些事諸問題なら、如何なる事でも万事解決」を守り、様々な謎や事件を解決する物語。 (ウィキペディア先生 より)





おれね、毎年文庫化するのを楽しみに待ってて、

今回も発売と同時に買ったんだけど、

いっぺんに読むのが勿体無くてっw

一遍づつ、間を空けて読み進めてるんだわっw



今年文庫化の「ヒア・カムズ・ザ・サン」の
(秋・本に引かれて同じ船)の章を例にすると・・・



毎度お約束がありまして、

季節を感じさせる風景描写から始まるんだけど、

優しい語り口調でナレーションしてくれるのは、

実はすでに亡くなっているこの家のおばあちゃん サチさん。

なんの拍子か、亡くなってからもこの家にとどまり、
大家族をいつも大らかに見守ってるんだw

たまに幽霊なのに「ビックリして心臓が止まるかと思った!」
なんて表現があんまりお茶目で、ホントにカワイイおばあちゃんっw

ストーリー全編を通して、サチさんの語りで進んでいきます♪





そして、この大家族のお話しになくてはならないのは食事風景♫

なんせ、15人の大家族(最初の頃は13人、時々お客さま2〜3人増える)のセリフのみで

このシーンは成り立っていますwww

なのに、誰が喋ってるのか、ファンのおれには手に取るように

分かっちゃうんだなっw もちろん、誰が読んでも分かるようには

描いてくれてるからご安心をd( ̄  ̄)

ここだけ読んでも、おかわりイケるくらいオモシロいっっw

大体は、この家の主、勘一が料理にワケわからん組み合わせをするので

すかさず紺の妻、亜美さんがツッコミを入れるくだり

「旦那さん!何やってんですかっ!」

が大好きっwww(ex.冷奴にサルサソース、コーンスープに納豆、

胡麻豆腐にシナモンパウダー、トマトに納豆etc (^◇^;))





そして、本題であるプチ推理のお話が始まるワケです♫





今回は、何者かが区立図書館に価値ある古書を勝手に置いていくという

不思議な現象の謎を区立図書館の館長より、

また、図書館から必要以上に本を借りてくる独り者の兄を心配する

ご近所に住む玲井奈さんからの依頼、

堀田家の庭の写真を隠れて撮影していた謎の女性について

お客さんで元刑事の茅野(かやの)さんからの情報もあり、今回は

この茅野さんと全くアテにもしてなかった伝説のロックンローラーである

堀田家の長男 我南人(がなと 御歳60歳w)の協力(?)で 幕を閉じる。



この我南人、いつもイイ時に突然出てくるからオモシロいwww

決まって「LOVEだねぇ」のセリフと共に登場するんだわっwww



推理つっても、誰かが危害を受けたり、脅迫されたりっていう

おっかない事件じゃなくて、日常に起こった「ん???」

な、事件を題材にしてるので、ハラハラドキドキはないんだけど、

いつも温かい結末があり、知らぬ間に涙が頬を伝うので

カフェで読んでると困ることもしばしば|( ̄3 ̄)|





お話の終わりには、きまって紺とサチさんが仏壇で

束の間の会話www

そう、この2人は ほんの短い時間ならお話し出来るんですwww







この小説、登場人物多過ぎて、

名前を覚えるのがニガテな人は避けちゃうかも知れないけど、

みんなそれぞれに個性があってキャラ立ってるから、

そんな心配無用だよん♫



通して言えるのは、このお話には愛が溢れているってこと!





いつ読んでも温かい気持ちで清々しくいられるんだわ♫



なんもすることないって人、

読書の秋ってことで、ふらっと図書館でも行って読んでみてよ!

この家族に出逢えて良かったと心から思えるハズですから♫



いやぁ、

ホンマこのセリフ好きじゃわぁ♪( ´θ`)ノ





LOVEだねぇ♫

















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