この映画、何故だか好きなんですよ。
ハードボイルドオカルトサスペンスとでもいいましょうか、なんともすっきりしないお話です。
ミッキー・ロークさん、ロバート・デ・ニーロさんらが出演されている1987年の映画です。
多分劇場ではなく、テレビの吹き替えで観て、すごく気になり、何度もレンタルビデオ←当時は全てビデオテープでしたね〜。で借りて観ました。
大人になってからDVDを購入し、やっぱり何度も観たくなり事あるごとに観ています。
ネタバレは置いておきますが、何故この映画が好きなのか僕自身よくわかりません。
1950年代というハードボイルドが似合う時代設定、ブードゥー教という悪魔崇拝のオカルト要素、何とも言えぬ退廃感、全体的に淡々として、画面も荒く暗い印象です。
因みに、監督のアラン・パーカーさんのべつのさくひん、ザ・コミットメンツも何故だか好きなんですよ。これは大学生の時に劇場で観ました。
当時、某新聞社の奨学金制度で配達や集金のアルバイトをしており、年に3回ほど岡山市内の映画館で使える無料チケットが貰えた←よくある新聞勧誘の景品みたいなものなんですけどね。それをフル活用して、大学4年間はメチャクチャタダで映画を観ました。
好き過ぎて二枚組みのサントラ盤も購入しました。
で、話は戻りますが、僕はまず映画を観る派です。
気に入った映画はその後原作を読みます。
その方が、本を読みながら頭の中で映像化しやすいし、
映画では描ききれなかった細かい設定や心情、伏線などを知ることができるので。
この映画も御多分に漏れず、原作も読みました。
1978年に書かれたので映像化まで10数年かかっていますが、これは映画も原作もイメージそのままです。
回る換気扇、アパートメントの螺旋階段、昔はあった鉄格子のエレベーター、その映像が何度も繰り返し出てきて何だかすごく不安になります。
主人公が口ずさむ口笛←おかしな表現ですね〜。が核心に迫っている。
そんなに好きではないと思うのですが、何故だか何度も観たくなる、そんな中毒性を持った映画だと思います。
そして、今夜もまた観てしまいました。
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