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2017年08月22日23:38

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【サルトルが「さとる」瞬間とは…?】

今日は8月22日、今日は何の日?

1903年の今日、東京(新橋〜品川間)初の
道路を走る路面電車(チンチン電車)
の営業が、開始されました。

なので今日は、「チンチン電車の日」
なんだそうです!

路面電車やチンチン電車と聞くと、
ついついノスタルジーを感じる私…
旅先でそれらを見掛けると
それだけで嬉しくなってしまいます^^

この路面電車に関連した話なんですが、
クロード・シモン(2005年没)という
フランスの作家がいます。

1950年代に登場した、
フランスにおける新しい傾向の小説の
代表的作家のひとりで
難解な作品が多いとされていて、
この人が晩年に書いた作品に
『路面電車』があります。
作者の故郷、南仏が舞台の回想小説です。

実はこの作家、
ノーベル文学賞の受賞歴もあるのですが、
同じノーベル文学賞の受賞歴がある
日本の作家に、大江健三郎氏がいます。

ちなみにこのノーベル文学賞ですが、
ここ何年か、村上春樹氏が候補に挙がるも
賞を逃がしていますが、もし次回以降
受賞が決まれば、川端康成も含め、
日本人3人目となります。

さて、大江氏に話を戻します。

愛媛県内子町(旧大瀬村)に生まれ、
高校時代までは地元で過ごし、
東京大学に入学します。

学生の頃より執筆活動を始めていた氏は、
大学在学中に小説家デビューを果たすと、
当時最年少タイの23歳で
芥川賞を受賞されます。

なお、大学の卒論テーマは
「サルトルの小説における
イメージについて」…だそうです。

その後もコンスタントに作品発表を続け、
数々の文学賞を受賞されています。

その他、『静かな生活』という氏の作品が
1995年に映画化されますが、
監督した故伊丹十三とは
高校時代からの友人で
後に親族(義理の兄)関係でもありました。

そんなノーベル賞作家の名言の中に、
こんなものがあります。

“教わって「知る」、それを自分で
 使えるようになるのが「分かる」。

 そのように深めるうち、
 初めての難しいことも
 自力で突破できるようになる。

 それが「さとる」ということ。”

人から教わってイイナと思えたら、
どんな小さな事でも構いません…
まずは試してみましょう^^
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