度し難い上方意識

関西ローカルなのに知名度は全国区　「551蓬莱」が成長続ける理由
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大阪人のソウルフード言うたら、
　
たこ焼きやのうて、それはもう何ちゅうたかて豚まんですがな。
　
けど気ィつけなはれや、大阪で豚まんのことを「肉まん」言うてみなはれ、
　
すぐに「オマエ土地のもんやないな、田舎もんやな」て言われます。
　
なんせ大阪人は悪気なしに、思てることをズケズケ口に出しまっさかいにな。
　
京・大阪いうたら、どこよりも「上方意識」が強い土地なんやわ。
　
つまり
　
「東京？何やそれ。文化も伝統もこっちが本家ですがな」
　
思てますからな。
　
因みに大阪原住民に訊いてみなはれ、
　
「相撲も落語も歌舞伎も浄瑠璃も、全部大阪が発祥でおます」
　
て答えよりまっせ。
　
　
いっちゃん判りやすい例をいいましょか？
　
他の地方から東京に来た人は、例外なしに土地言葉を隠しますな。
　
けど、大阪人は全国どこ行っても堂々と大阪弁で通しよる。
　
これは上方人の気持ちの深いとこに「関西弁がいっちゃん洗練されてる」
　
いう心理が隠されてるちゅうことなんですわ。
　
　
豚まんも大阪発祥で、大阪人は絶対に「肉まん」とは言いません。
　
それぐらい豚まんは大阪人の文化に根を張った食べもんいうことですわ。
　
そやさかい、「５５１のあるとき、ないとき」ちゅうコマーシャルは、
　
誇大広告やのうて、忠実に大阪人のエトスを表してる思いまっせ。