■登下校の見守り「学校以外が担うべき」 文科省が方針
(朝日新聞デジタル - 09月24日 03:10)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4780470
数年前、43年間の公立高校教員を定年退職しましたが、
現役時代から一貫して訴えてきました。
担任業務と教科指導業務とクラブ指導業務をはっきりと分けること、
そのためには教員定数を大幅に増やす教育行政が必要だと。
教員の仕事は、一般の事務仕事とは違って
「無限」と言っていいほどの量があるのです。
教育の仕事は「これだけやれば充分」という限界がなく、
やればやるほど足りないところが見えてきて、
仕事が増えるという性質があります。
土日は教材研究・教授法研究に忙殺されるというのに、
そんな時に限って、クラブの付き添いの仕事が入ります。
それに担任なんか持っていては、日々雑用に追われて
本来の仕事が手薄になります。
教育評論家を名乗るオギママなど半可通が、知ったかぶりに言ってますね。
「雑用こそ生徒を見つめる絶好の材料だ」と。
そんなもの、現場を知らない人の綺麗ごとです。
教師にとっては、生徒が食いつくような授業をする事が命である筈です。
そのための工夫は無数にあるし、
やってみて、生徒が食いついてくれば成功、
それほど興味を示さなければ失敗、
やってみなければわからない試行錯誤、極めて創造的な作業なのです。
生徒にとって「いい教師」とは、
「判りやすく面白い授業」をする教師以外にはありません。
授業で居眠りをされるなんて、プロとしてそれこそ恥でしょう。
おかげで僕の授業は「中身が濃くて50分がすごく短い」と言われました。
授業は戦場なのであって、彼らが教師を査定する目は、実に厳しいですよ。
つまり「教えることは、即ち教えられること」なのです。
生徒の目を侮ってはいけません。
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