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2018年06月25日07:18

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外人

途中出場の本田が同点弾! 日本代表、セネガルとドローで貴重な勝ち点1
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=138&from=diary&id=5170535

 北沢、ラモス、中山、の頃の代表はまだ、外人、と戦うという意識にあふれていた。ワールドカップというだけで未知への挑戦といった気負いが十分過ぎるほどに見てるこっちにまで伝わってきた。もっと言えば見てるこっちはさらに、外人、を見る新鮮さにあふれていて、走り方や身のこなしの一つ一つに日本人にはない動きやリズムを感じて圧倒されていた気がする。

 あれから十数年。二十年近くになる。

 今の代表は海外でプレーしている選手も多く、外人、と戦うということを既に生活の中でこれでもかっていうぐらいに経験しているので精神が平常なままなのが画面からもわかる。やるべきことが既に見えている。昂ぶった表情が頼もしくさえ見える。

 セネガルはアフリカのチーム。アフリカ人は体の芯から遠いところに力の作用点を持っている。ボクシングでも、アリやレナードやメイウェザー、など、黒人選手の動きは懐が深くヒットポイントが遠い、日本人が自分たちの感覚で体とボールの距離感を見極めてプレーしているとボール一個分離れたところまで足が伸びてくる。身体能力が高いとよく言うけれど、この差は風土が生み出した数千年間がもたらしたもので真似して手に入れられるものではないと思われる。冬らしい冬を持たない広大な大地が行動力に優れた体を育んだ。そんなアフリカ人の特性にも慣れ親しんだ感のある今回の代表の戦う姿はどこか安定感がある。

 気分的に対等な線に並べるようになった日本サッカーは本当に身もふたもない戦略と技術と体力と精神力、の戦いに挑み始めているように映ったセネガル戦だった。時折見せた柴崎の短い縦パスがとても光っていた気がした。うーん今回は見ていて楽しいぞ。

 

 

 

 
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