変な所で変な注文が殺到するもんなんだな

本日の夕刊から。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG20H19_Q7A920C1CC0000/

確かに食の衛生に関しては時期的なものもあるだろうが、“トングに大量発注！”と言う事態はメーカーも想定しなかったに違いないだろう。

個人的には勿論、衛生管理は徹底しなければならないしO-157が発生するのは避けなければならないとは思うが、こう言うニュース・報道・記事を読んでいると“時代なのかな？”と言う気もしないでもない。

勿論、衛生管理は徹底しなければならないし、O-157が発生して死者まで出るに及んでは社会問題化するのは止むを得ないとは思うものの日本は必要以上の衛生管理を求めるように直ぐになるから店側の対応も大変だろう。
直接・間接に関わっている人は多いだろうから店の従業員に衛生管理責任者などは大目玉を食らうのかも知れないが幼子の命に関わるとあっては看過できない。

そうでなくても日本人と言うか、現代日本の社会はこういった問題を常に孕んでいるから徒に罵る気にもなれないが、店側は二重三重のチェックや管理を要求されるだろうし、かと言って間接的なことで最終的な消費者にコスト負担を強いることも出来ないから難しいのかも。
こう云う事件・事故の類があると過重な管理体制を求められるのはいつものことだが、多分は基本的な事の徹底で相当程度は吸収できると思うんだが。

自分も透析毎に手、特に左手は重点的に洗うけれど余り注意もしていないのが実際だ。
年末年始に腹膜炎で入院したばかりなのに退院して半年以上も経つと段々、疎かになっている自分を今週は意識して手洗いを重点的にしているけれど。

何となく、現代日本の衛星感も含めて“慣れ”と言うのは恐ろしい。
年末からひと月も入院させられて、最初は嘔吐ばかりで食事が出来るようになったのは何日も経ってからだ。
腹膜炎の苦しさは経験した者でないと分からないだろうが、余りに過剰な衛生管理と言うのも如何なものか？
場合によっては店側はトングでの提供を止めて、予めパックに入れた状態で販売するようになるのかも知れないし…

いつもこういう問題が発生して犠牲になるのは幼い免疫力のない者と相場が決まっているんだから店側も厳重管理が徹底するだろう。
尤も、時期的なものも多分にあるだろうから秋から春に掛けての半年以上はそんなに危険を意識する必要もないのかも知れないけれど。

まぁ、腹膜炎で丸々ひと月も入院していた野郎がエラそうなことを言える立場でもないんだが…