■象牙市場の全面閉鎖、アフリカが提案 日本は反対姿勢
(朝日新聞デジタル - 09月26日 22:48)
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南アフリカのヨハネスブルクで開かれている野生動植物保護のためのワシントン条約締約国会議で26日、絶滅が危惧されるゾウの保護に関する議論が第2委員会で始まった。アフリカ諸国などは象牙を狙った密猟を止めるため、すべての象牙市場を閉鎖すべきだと提案。日本は国内市場の存続を訴えていく方針で、会議の紛糾が予想されている。
提案国の一つのニジェールはこの日、「合法と違法の象牙を見分けるのは難しい。取引市場の閉鎖は密猟への有効な手段だ」などと主張。日本は委員会での発言はなかったが、報道陣の取材に「(日本)国内の象牙市場は適切に管理されている」などと述べ、全面閉鎖には反対の姿勢を示した。議論はこの日の委員会ではまとまらず、作業部会で継続して審議されることが決まった。
アフリカでは象牙を目的としたゾウの密猟が止まらず、国際自然保護連合(IUCN)は25日、アフリカゾウの個体数は37カ国で推定約41万5千頭で、2006年と比較して約11万1千頭減ったと発表。今月開かれたIUCNの国際会議では、象牙の国内取引を禁止する勧告が賛成多数で採択されている。(ヨハネスブルク=三浦英之)
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うなぎといい象牙といい、日本の官僚が向いている方向が、世界であるとか、地球としての向かうべき方向ではなく、あくまで国内の産業を延命でしかない事の証拠のような話である。
当然ながら象牙は禁止すべきだし、密猟者への罰則も厳しくすべきである。と、同時に、密漁が産業として成立する原因を排除するのも重要である。
その第一の目標が市場の駆逐であって、過去の像のものだからとか、管理されているから、という理由で市場を残すことは、当然であるが、密猟の温床となる、とみなされて当然である。
だが、そういう巨大市場を抱えている国は、困った事に金はもってるし、アフリカに絶賛、じゃぶじゃぶとバラマキ中である。そのような勢力に対抗するのはそう簡単ではない。
金に対抗しうる力は、おそらく世論という高まりくらいしかないのである。
像の顔から、どこかに象牙だけが届くには、出発点があり、目標地点があり、その途中の経路がある。それぞの場所に関係者がいるわけで、現場だけを問題とするべきではない。経路全体に対して、罰則と監視と、そして罰則金という網をかけなければならない。
日本の官庁のように市場の存続を目指す勢力に対しては、アフリカとしては断固として課徴金を請求すべきであるし、密猟が見つかる度に、損害賠償を請求するなどの対抗手段を取るべきだ。
もちろん、それがビジネス化すれば、国家をあげて像を殺してゆくであろうから、また難しい問題ははらんでいる。
いずれにしろ、象牙の流入が止まるのは時間の問題であって、それでも象牙加工という伝統を残したいのなら、早く、代替品を開発することである。石であろうが、硬化プラスチックであろうが、近いものを探すことだ。
と同時に、ハンコにしか使えないような産業を本当に伝統という名目で残したいなら、もっと違った応用を模索すべきであろう。
象牙を愛好する趣味はないから、僕にとってはまぁ滅んでも構わない技術なのだが
、もちろん、愛好家たちからすれば、そんな話には乗れないだろう。
ならば、今まで何をしてきたのか、と言う話である。密猟が問題になったのはここ数年なんて話などではない。
十分に時間があったにもかかわらず、いかに輸入を続けるかにしか注力しなかった以上、タイムリミットがくれば、そこで占められるのは当然であろう。今になって、まじやばいなどというような伝統は当然だが滅びるべきなのである。
ただ一言、無能どもの言霊によって。
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