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2015年11月11日17:58

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『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』にクレーム!? “「BPO」10月の意見”にファンは怒りつつ、あきれ気味…

■『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』にクレーム!? “「BPO」10月の意見”にファンは怒りつつ、あきれ気味…
(おたぽる - 11月10日 20:11)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=178&from=diary&id=3706158

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シリアスなストーリー展開、泥臭い戦闘、そしてカッチョ良いガンダムとモビルスーツたち……視聴率こそパッとしないものの、『ガンダム』シリーズファン、特に口うるさいオッサンファンからも好評を博している新ガンダム『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(以下『オルフェンズ』)』(MBS・TBS系)に、思わぬ逆風が吹いている。BPO(放送倫理・番組向上機構)公式サイトの“10月に視聴者から寄せられた意見”に、『オルフェンズ』を指しているのでは、と思われる意見があったのだ。


“【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】 ・子どもが視聴する時間帯のアニメ番組で主人公の少年が無抵抗の捕虜や敵兵を射殺するシーンがあった。タイトルを見て、子ども向け番組だと思って視聴した子どもも多いと思う。 どうしても放送したいなら年齢制限を設けてほしい。”


『オルフェンズ』第3話では捕虜となったハエダ、そして傷を負った敵兵クランクを、主人公の三日月・オーガスが容赦なく撃ち殺すシーンがあったので、このシーンを指しての意見とファンは受け止めているようだ。だが、前後のストーリーを見れば、ある程度やむを得ない展開であったことはわかるし、撃たれる瞬間や死体などは上手いこと見えないアングルになっていたし、ことさら残虐性を煽るようなこともなく、落ち着いた演出が施されていた。


 そもそも『ガンダム』は1979年放送の『機動戦士ガンダム』以来、基本的にはずっと“戦争”を主軸に取り入れてきた作品だ。いくらなんでも“タイトルを見て、子ども向け番組だと思って視聴した子どもも多いと思う”というには無理があるだろうし、“どうしても放送したいなら年齢制限を設けてほしい。”という意見に至っては、TV視聴者をどうやって年齢で制限させようというのか、よく意味がわからない意見だ。


 当然、ネット上のガンダムファンたちも「無視しろ、無視!」「本当に(内容を)見て言ってんのか、これ?」「文句言いたいだけなんだから反応していなくいいよ」と怒りつつも、あきれ気味。「確かに深夜放送でもよかったかもな」といった意見も散見されるが、「『コナン』や『金田一』はよくてなぜ『オルフェンズ』はダメなのか」「『ザンボット3』と『イデオン』を見直してから出て来い」と、他作品を引用しつつ反論するファンも多かった。


 日曜日の夕方5時という放送時間帯だと、確かに何も知らないチビっ子が『オルフェンズ』をたまたま目にしてしまうこともあるだろうが、“少年兵”たちを主人公に据えた硬質なストーリーテリングは、さすが劇場版アニメ『心が叫びたがってるんだ。』でも知られる監督:長井龍雪&シリーズ構成:岡田麿里のコンビと思わせてくれる出来栄えだ。こんな外野の意見に惑わされず、今後もハードボイルドな『オルフェンズ』に期待したい。


 なお、アニメファンによる“秋の新作アニメからBPOに苦情がくるならこれだろう!”予想の本命、一部のオッパイ好きな紳士たちのハートを鷲掴みにしている『VALKYRIE DRIVE -MERMAID-(ヴァルキリードライヴ マーメイド)』と思われる意見は見当たらなかった。一安心である。
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ひとつの意見として捕虜をその場で射殺することが許されるか、という事を考えるべきだろう。ガンダムの製作者たちがどこまで現在の法体制、国際条約を調べたうえで、PD世紀にどのような法体系であるかまでを想定したいたかがひとつの議論であろう。

捕虜の難しさはWWIIの教訓からも明らかである。さらには市民に対する虐殺となるとこれまた困難を極める。

『無抵抗の捕虜や敵兵を射殺するシーン』を問題であると考えるのは、もちろん、それが法や条約に違反しているからであって、もしそれらを禁止する条項がないのであれば、あとは倫理、道徳、人道的観点しか残っていない。

何か困ったらまずは wiki に聞け、ということから捕虜について調べてみよう。専門家の意見なんぞ wiki の後で十分である。(専門家ならwikiに研究結果をフォードバックしとけという説もある)。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8D%95%E8%99%9C

ひとつの重要な転換はハーグ陸戦条約であって、これ以前と以後に分けてもよいくらいにここで国際的な共通規範が生まれたと言える。

ここで重要なことは、捕虜になるためには軍属でなければならず、例えば、軍属でないものは捕虜ではない、という話である。銃をもつなら兵士になれ、そうでないなら市民でいろ。市民が銃を持っても捕虜とはしない、という限界である。

しかし実際に都市になだれ込んできた敵軍から身を守るには反抗は当然の権利であり、しかも自軍は降伏か壊滅しているはずである。

そこでゲリラ戦を展開するのは市民の当然のself defense であるはずだがそれはどうも許されないようである。すると市民は蹂躙されるしかないではないか。という結論に至る。

もちろん、敵が降伏したら軍隊は行動を停止するのが自明であるが、実際は、兵士の楽しみもとっけおけ状態は必ず起きるものである。それを見事のさばいたのはミッターマイヤー上級大将くらいしか聞いたことがない。松井石根なんてそれがうまくいかないくてB級戦犯ですよ。

市民の生活の場が戦闘になれば捕虜という考えは既に古いのかも知れない。戦争が総力戦である以上、兵士と市民の区別は困難であるというのは確かなものだとも思われる。

と、現在の考えから言えば、捕虜の殺害は、いかなる理由があれ戦争犯罪であろうと思われる。捕虜となった以上は、しかるべき措置が必要なはずである。

とすると捕虜でない敵兵を殺したと判断する以外に現在の法体系では許されることはない。よって無抵抗の捕虜の射殺は現在の常識なら戦争犯罪、無抵抗の敵兵は、捕虜と認めていないなら合法、という話になる。

しかし降伏してきた相手を受け入れず、戦争を続けるとはどうなのよ、というのは、そう簡単ではない。降伏する振りをして、突然襲い掛かるなど、古代の物語では、幾らでもあるし、現在でも、短期的戦闘ならいくらでも置きそうである。

巨大な軍団規模でそれを起こしたら、ちょっとダメだろうけど。ダメというのは、相手も同様のことをしだしたら見境がなくなるという話だ。講和しましょ、と会議に集まった所をソーラレイで焼き殺すようなものである。

つまり戦争の根底には相手への信頼があるという話だ。

という現在の状況をベースにPD世紀の話である。この時代にさて捕虜に対する規定は今と同じかは分からない。今よりスマートになっている可能性もあるが、あまり変わってない可能性だって高い。

そういうわけで、描いたのだろうから、え、今の戦争犯罪じゃないの、それを問題にしない軍隊組織ってどういうことよ。その辺の設定を詰め切っていないんじゃ、ちょっと物語としてお粗末じゃない?巨大な法体系を生み出せとは言わないけれど、戦争をうたうアニメなら架空の法体系を作っておくくらい常識じゃん、というツッコミならまったくもって同意である。

架空の科学技術と法体制に関して今のアニメはあまりに無頓着すぎるという指摘である。子供のものだから、ではなく、そういうものを子供にこそ教えなくてはならない。

もしそれが合法ならそれをセリフで説明すべきだという読者の指摘であろう、と愚考する次第である。

さて、これで前提の話が終わった。

本題はここからである。

さて、ある作品にいろいろな視点から意見を持つのは良いではないか。反対意見、嫌悪感、それぞれにその人なりの視点があり、感情がある。それについて、更に意見がかぶさるのも妥当である。ベクトルは様々な方向に向くのだから、反対意見を表明することに問題はないだろう。

しかし、誰かの意見を紹介するとなれば、それは色々と注意が必要である。特にテレビや団体などが視聴者の意見と題してやるものは最新の注意が欠かせない。

『2015年10月に視聴者から寄せられた意見

TPPの大筋合意のニュースや番組に対して、是々非々の放送をしてほしいなどの意見や、ノーベル賞を受賞した2人の日本人科学者への質問が稚拙過ぎるといった意見。横浜市のマンションでのデータ改ざん問題に対する過剰な報道姿勢に、住人などから多くの批判が寄せられた。

2015年10月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,146件で、先月と比較して649件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール68%、電話29%、FAX1%、手紙ほか2%。
男女別は男性70%、女性27%、不明3%で、世代別では40歳代28%、30歳代28%、50歳代18%、20歳代14%、60歳以上10%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。10月の通知数は503件【46局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、18件を会員社に送信した。』

http://www.bpo.gr.jp/?p=8329&meta_key=2015 からの引用であるが、さて、最後にある、『会社員に送信した』の意味がわからない。絵?会社員ってどこの誰?

この意見が次にカテゴリーされている。

『青少年に関する意見
【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】
子どもが視聴する時間帯のアニメ番組で、主人公の少年が無抵抗の捕虜や敵兵を射殺するシーンがあった。タイトルを見て、子ども向け番組だと思って視聴した子どもも多いと思う。どうしても放送したいなら年齢制限を設けてほしい。』


ある特定の団体がお便りの紹介とするものは、紹介ではあって、自分たちの意見ではない、というスタンスを取るものが非常に多い。中には、これはお便りを読んでいるだけだから、という立場を逆手にとった面白いラジオもある。

だが、一般的に、紹介する中に作為が入り込む以上、それが中立でもなければ、意志表明でもないことは明らかである。

ゆえに、中立を装った意見紹介ほど、下劣で堕落した腐敗した精神構造はないわけで、作為あるところに意見あり、でないのなら、統計のような無作為の抽出でなければならず、それさえも、母集合が本当に正当であるかは疑問である。

http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n57059

まずひとつのBPOに意見を書く人間がそうとうに偏屈であろうこと。さらに、投稿する人は多く批判、改善、鬱憤を投書するものであって、十分に一方的であること。第三にそれらを読む人々が普段からそういう人だけを相手にしているため、独特の対処方法が形成されてもおかしくないこと。

つまり、表に出てこない所にある様々な要因、苦情、意見などの影響が十分に影響を与えてご紹介が成立するだろうということ。

その作為性を考えれば、人々が反意を持つのは、実は意見そのものではなく、意見の紹介の作為性と一方性にあるのではないか。

つまりテレビにしろ、BPOにしろ、意見の紹介に対する反論をきっぱりと拒絶している。即応性がないところを根拠とした拒絶が見え隠れしている。

議論する気もないなら、意見表明するな、と問えば、これはご紹介ですから、と言い訳をする。そういう卑屈な精神構造の権家としての批判の対象であるべきなのである。

しかし、多くは目の前の敵を撃つことに精いっぱいではないか。当面のこの意見を打ち砕けば、よしとする作戦しか結構できない。

こうして、その後ろにある構造的、背景的、巨大的、魍魎的本体には矢が届かないのである。彼らからすれば、話題となった投稿は社会的意義があったのではないかとフザケタ満足感を与えて、居酒屋でビールを飲むことになるわけである。
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