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2017年11月15日12:04

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あとから思うこと。あとからわかったこと。

息子も小学校高学年のとき、ちょっといじめられていて。

このニュースを読んでも、助ける子はいないの? 気づく大人はいないの? って思うけど、いないわけはない。いる。特に、ちゃんとしっかりとした親に常識ややさしさを教えてもらっている子は、「これはいじめだ。よくない」って気づいてる。

でも、いじめている人に向かって大きな声で「やめなよ」なんて言う勇気はないから、ちょっとずつなんとかしようとする。先生やカウンセラーに相談したり。自分なりにいじめられている子をこっそりかばったり。

でも、いじめられている子は気づかない。もう完全に被害意識に入っちゃうと、そういうやさしさはまったく見えなくなる。無理もないことだ。

しょせん、小学生だからやさしさも不器用で、いじめらている本人に「そういうのはよくないからやめたら?」などと言う。その子は、その子なりに、やさしさから、「どうすれば、いじめられなくなるか」を考えてアドバイスしたつもりでも、いじめられている子は「また悪口言われた」と思う。

また、いじめを意識しない鈍感な子もいて、そういう子は「いつものノリ」でからかってきたりする。前は笑って返せていたようなことも、いじめが深刻になってしまった本人は笑えない。「こいつまでいじめに加担した」と思う。

本当は先生の見ていないところで、Aくんが意地悪をしたのを目撃したのに、怖くて告発はできない。ということもよくあることだ。何日もたってから、先生に打ち明けて、タイミング的に先生も今更で....みたいなことも経験した。

うちの息子は、小学校を卒業し、あとから冷静に考えて、何人かの友達や先生のやさしさに気づいた。渦中にいるときは「全員敵」で「全員嫌い」だった。はっきりと息子の味方をしてくれる子にさえ、「嘘だ!」くらいの勢いだった。

それは親も同じで、母であえる私も「どの子の親も知らん顔」と思っていたけれど、今、冷静に振り返ってみると、あのとき声をかけてくれたお母さんは、もしかして心配だったけれど、どう言っていいかよくわからなかっただけかも....などと思い当たる。

なぜなら「いじめ」って、それが起こっている最中は、案外「いじめ」っていう言葉は使われない。「いじめ」が当事者でもない親にまで伝わるころは、けっこう深刻な事態に陥っていて、本人やその親は相当追い詰められているけれど、初めて聞いた部外者の親からしてみれば、「いじめ」らしきことを聞いたけど、本当かな? 大丈夫かな? みたいな段階。時間差、温度差は大きいのだ。これでは探り探りになるも無理はない。いきなり「いじめられているの?」ってなんて聞きにくい。

いじめられている子も、その親御さんも、少しだけ、立ち止まってみて。たぶん、周りに心配してくれている子やその親、先生がいるはず。わずかな力かもしれない。力にならないかもしれない。でも「誰も味方をしてくれない」という絶望からは救われてほしい。





小6いじめ 写真の顔切り取られ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4859580
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