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2017年07月27日00:03

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これを思うところ あれから一年…

相模原の身障者施設襲撃事件から一年が経ちました。加害者である植松某は、障害者は社会の役にたたないからいなくなればいい、生きていてもまわりのひとを不幸にするから殺してもいいという身勝手な考えで多くの障害者を殺害しました。もちろんこんなことが許されるはずはありませんが、私がもっと恐ろしいと感じたのは、ネット上でも同じような考えを持つ人達が少なからずいるということです。犯行直後のmixiニュースのつぶやき欄も、気持ちはわかるが行動に移してはいけないとか、思うのは勝手だがやるのは駄目だとかのつぶやきで溢れました。共通するのは、「気持ちはわかる」「思うのは勝手」ということ。実際に犯罪を犯した訳ではないのだから、そう考えるだけならいいじゃないかということです。つまり優生思想を持つことは悪いことではないという考えです。
なぜ優生思想、あるいは差別思想が良くないことなのか?それは、生まれは本人の努力ではどうにもならないことで、それを非難することに道理がないからです。
特に重度の脳障害などはもしかしたら、自身や自身の身内が病気や事故でそうなる可能性もあります。だからなおさらそんな考えを持つべきではないのです。それは国際的に共通する倫理観です。
そして何より、植松某はこの事件を、優生思想に基づいて起こしているということ。動機が優生思想そのものだからです。同じような考えを持つ人が、同じような犯罪を起こす可能性を否定できません。
私がこの事を日記で声高に主張する理由は、私自身が左耳が聴こえない障害を持っているからです。私を含めた障害を持った人達が、何らかの理由で社会から排除されるかもしれないという、ある種の畏れと居心地の悪さ、息苦しさを感じます。
■事件1年、変わらぬ主張=元職員、公判見通し立たず―相模原障害者施設襲撃
(時事通信社 - 07月26日 08:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4686283
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