■サルの頭に矢、書類送検=男性「庭荒らされ」−滋賀県警
(時事通信社 - 09月19日 15:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5295636
挙げられたおっちゃんは「無職」と。
で、「畑が荒らされたので」ってことは家庭菜園レベルでプロ農家ではないって事なのかね?
ともあれ、その個人の所有物や財産に被害がでるのは事実。
傷つけず、脅すだけで撃退せよってのが、いまの法の限界ではあるけれど、かなりアヤフヤでもある。
察するに、このおっちゃんは「これあんたが撃ったの?」と言われ、正直に事実を述べたのでしょう。
撃ったその瞬間をオマワリが見ていたならば、言い逃れもできませんが、放った矢に住所氏名を書き込んでいたとも考えにくいし、普段ボウガンもってウロウロしていた所を目撃した人もいたんでしょうね。
法である以上、違反したらペナルティはついてまわるわけですが、では、「車で野生のシカをはねちゃったら死んだ」なんて時はどのような処罰があるんでしょうか?
これ実は「まったくお咎めなし」なんですよね。
はねた死骸がここに転がってます という連絡だけはしないといけないらしいですが、監視カメラがあるでもない道でそこまでしっかり処理するひとはいるでしょうか?少々気の利く人でも死骸を他の交通のさまたげにならないところまで移動させる程度じゃないでしょうかね。シカみたいな大きいものは、「処理しなきゃ」って気持ちにもなりますよ。でも、ネズミをぺったんこにした場合はどう?役所に電話する??しないよね!!
さて、話はもどって正直じいさんの件。
こういう展開だったら、じいさんは前科者にならずに済んだのではないでしょうか。
むかーしむかしでもない現代、あるところに、畑を荒らす悪い猿をやっつけたいと思っているおじいさんがいました。
おじいさんは、平安時代のトップアーチャー・那須与一の末裔で、家の納屋には先祖伝来の家宝の弓「ゴッドゴーガン」が安置されていました。
ある日、いつものように猿が畑を荒らしに来ました。
猿は人間界の法律にやたらに詳しく、やりたい放題です。
未婚のメス猿をはべらせ「今日はワシのおごりじゃー!」「キャー!お大尽〜〜!!」などと盛り上がっていました。
あらゆる作物がかじられたり、グニグニに揉まれたりしました。
苦いピーマンだけは無事かと、ほっとしたおじいさんでしたが、ピーマンの空洞には猿のウンコが詰められてました。しかも手塩にかけて育てたコーン入りでした。
怒りが頂点に達したおじいさんは、今こそゴッドゴーガンの封印を解く時だと思い立ち、納屋へと駆け足で向かいました。
ギターケースからゴッドゴーガンのパーツを丁寧に取り出して組み立てていると、おばあさんが息をきらせながらやってきました。
「じっさま〜 それを使っちゃなんねーだ!」
「止めてくれるな ばあさんよ! わしはもう、激おこぷんぷん丸なのじゃ!」
「奉行所から使用禁止令がでてるだ。 もし使ったら じいさんは打ち首獄門じゃ〜」
「ぐ・・・わしはどうすればいいんじゃ・・・ただ泣き寝入りしかないんかのう・・」
「・・・・! じいさん! アレじゃ!!」
「おお ばあさん! アレか! あの手があったか!」
おじいさんはゴッドゴーガンのパーツをまた元通りに丁寧にギターケースに戻し、おばあさんと2人で、ガレージに向かいました。
「システム オールグリーン! ゲートオープン!」
「だまされて買った 三菱コルト 発! 進!」
「おだてられて買った トヨタ アリオン 発! 進!」
シュゴーーーー!!!
ゴン・・・ ドンッ・・・ ペキ!
「よーし!おおかたのメス猿は片付いたぞ! ばあさんよ!」
「OKじいさん! ボス猿は挟撃でフィニッシュじゃ!」
「ロックオン!」
「ロックオン!」
「いっけェーーーーーーーーーーーー!」
「ファイナルドライヴォアアアアアア!!」
てなわけで、猿もボウガンではなく車で轢いて 役所に電話 でOKよ と。
法律は穴だらけです。
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