今回は、約1か月かけて車体の色を変更することを計画しました。
なぜ、この様な計画に至った理由は、ハイポリッシュ車体が2015年製から存在しなくなっており、好みの車体を手に入れれなくなってしまった。では、「作れば良いではないか!」を合言葉に計画しました。
まずは、私の計画での被害者(車体)を手に入れる事です。
LOROサイクルワークス福岡店で新車を注文!
店員も購入理由に唖然!分解を前提の購入なのに一度整備して引き渡しだそうで、店員さんの苦労水の泡ですいません。整備に時間がかかるから、整備して発送してもらうようお願いし帰宅。
後日、新車の車体と、別で注文(台湾)したキャリーハードケース等も同時に到着。
今から生まれたての状態にされることも知らないこの車体!一応、記念写真くらいは写しておきましょう!
新車の各所の塗装もある程度記録として撮影します。
車体の色を変更するためには、現在の塗装の上に更に塗装する方法と、一度全ての塗装を剥がしてする方法がありますが、ハイポリッシュは地金を研磨して輝く状態にすることですので、塗装はがしの前に、すべての部品を分解取り外しして車体のみにする作業が、最初の作業になります。
ハンドルポストも分解です。
ハンドルポスト内部の見えないところも塗装されています。
今回の作業では、この内部は見えないため、塗装は剥がさず、元の車体色を痕跡として残すことと決めました。
シートポール付近の部分にもロゴがあるため、記録します。
記録のロゴを元に、カッティングシート(塗装用)の制作依頼のため、データを作成します。
A4で全て作成できました。ついでに、販売店のLOROの購入ステッカーも一緒に塗装計画で作成。
作成データを元に引き受けてくれる業者は約10社に見積もり実施し、唯一の1社のみ!
切り文字やオッケー:
http://mojiok.com/
価格は1枚約1万円越えを2枚依頼しました。
白い色で下地も白でよく見えませんが、データどおりに制作出来ていました。
では、分解できた車体の塗装剥がし作業です。
塗装はがし液は、2缶必要でした。
本塗装はがし液は塩素系ですので、自宅内の下水マンホールから可能な限り下水道に流しました。
塗装剥がし完了したら研磨です。
研磨要領は知りませんが、ピカールや耐水ペーペー等で色々試しましたが、アルミホイル用の研磨剤に研磨専用のクロスの組み合わせが一番よかったです。
「CM」のついたステーを研磨してみました。
写真では輝きは判別困難かもしれませんが、若干輝いていると思います。
研磨終了したら、中性洗剤で油などを除去させ、自然乾燥です。
その後、カッティングシートを使ってロゴなどの塗装を実施です。
カッティングシートを張り、その他の部分にマスキングを施した塗装です。
色は、金色を選択しました。ある程度ロゴの判別ができ、目立ちずぎない色は金色?かなと思い実施しました。
ロゴの塗装が完成しましたら、クリア塗装です。
ニトリル製の使い捨て手袋をして、車体すべてを再度中性洗剤で洗浄実施します。手袋していないと、自分の手の油がまたついてしまいますので、必ず手袋は必須です。
塗装が入ってもらっては困るBB部分等はマスキングで保護します。
また、一度でウレタン塗装のクリアを実施するため、宙吊り状態にします。
釣り糸(テグス)を使って宙に浮かせた状態で一気に塗装です。
ウレタン塗装は一気に厚塗りが原則で、塗装が硬化するまで20度で72時間必要ですので、塗装後は使っていない室内で暖房を使用して硬化を待ちます。
塗装が硬化したら組み立てです。
車体のフレームを組み立てたら、購入時はシングルモデルでしたけど、スピードドライブ搭載車にします。
2014年製あたりからは、スピードドライブ取り付けのためBB付近の加工が不要なため、直接取り付けです。今回のスピードドライブは1.65倍タイプです。
次は、後輪用のブレーキアウターケーブルを通します。
フロント側から通して、後方の穴からアウターケーブルが見える位置まで押し込み、フロント側でアウターケーブルを回転させて穴の近くまで来るように誘導します。
穴の近くに来たら、ピンセットなどで捕まえるか、細い六角レンチなどを穴(管)に差し込んで引っ張るかです。
今回は後者の六角レンチを使用しました。
次は、フロントブレーキの取り付けです。
ブレーキを取り付けるときにハンドル引き抜け防止ワイヤーのループに確実に通して固定します。
あとは、ブレーキワイヤー調整や反射鏡等の取り外した付属品を取り付けたら完成です。
完成の記念に、所有する車体と記念写真です。
左:2013年製ハイポリッシュスピードドライブ搭載車
中央:2013年製マキュリーグレーシングルドライブ車
右:2015年製自作ポリッシュスピードドライブ搭載車
となっています。
更にアップで確認。
車体のサドルは愛用中のヘンテコT字サドル。シートポストもショックアブソーバー付きにしたため、シートポストをロックする樹脂がありませんので、カモメハンドルで押さえて固定させています。
チェーンの張り具合を調整する金具は、LOROサイクルワークス大阪店で購入していた金色の部品です。
バッシュガードもLOROで購入した商品です。ギアが昔はシルバーだったはずなのに、今回の車体は黒色なのが残念。
チェーンはステンレス製に変更。
ブレーキアウターケーブルもシルバー色の物に変更。
ハンドル周りはまだ標準状態。
黒い物体は、今回旅行(阪急電車今津線沿線走行のため)に輪行したため仮設しただけです。
カモメハンドルに直接溶接で他の形のハンドルを付ければ折り畳み可能なハンドルができないかな?
後輪は、二輪です。???なんか変です。
そう、これもヒョンナことから我が家の一員になった車体です。
「CARRY ALL」という三輪タイプです。
「CARRY ME」と「CARRY ALL」を並べて比べてみます。
結構CARRY ALLは大きな車体ですね。
前のユーザーが取り外し式のカゴを取り付けている模様。このカゴは標準なのか不明です。
2015年製のCARRY MEから印字されているシートポストのロゴが2011年製CARRY ALLにはありますね。
ハンドルポストにもパシフィック社のロゴがサンドブラスト工法?で作ってある。折り畳みで少し傷があるけど、昔の車体には面白い加工もありますね。
後輪の2つのタイヤに駆動力を伝達する機構です。チェーンの張り具合はどの様に調整するのか不明です。今度分解メンテナンスすると判明するかも。
ギアは、前のユーザーが変更したのか小さなギアがついています。
車体側面のロゴはちゃんとCARRY ALLになっています。
折り畳み時のシートクランプを固定するネジがありますね。昔のCARRY MEと同じです。
フロントフォークもデルタ型でなく旧タイプですね。
折り畳み時のロック機構も昔の状態です。
サドルは超特大です。CARRY ALL標準サドルみたいですけど、びっくりするくらい大きいです。
以上が今回の作業と車体考察でした。
次は何をしようか検討中!
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