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2018年10月19日12:43

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六番目のユ・ウ・ウ・ツ

ジュリーが京都では有名な半グレだった事は
結構知られている事実である。
どういう経緯か沢田も若くしてスカウトされたことになっていて
京都のみならず大阪でも歌う事になり
大阪に進出して行った。

その頃、大阪では結構有名な不良少女が居て
ヤクザとつるんだりしながら周りから恐れられていた
ブイブイ言わせていたらしいが
その彼女も沢田にだけは一目を置いていて
仕掛けないようにしていたのだとか
その大阪の不良が後の「和田アキ子」である

それからというもの、沢田は岸部一徳らとバンド活動を経て
「ザ・タイガース」での成功を収めるわけだが
本人たちがどう振り返っているのかは知らないが
間違いなく彼らが求めていた音楽と
本物のミュージシャンがやっていた音楽、
さらに「客商売としての音楽」には少なくない乖離があって
一時的な融和を見せていた「ロックバンド」というジャンルは空中分解する

僕が知っている沢田の姿は
歌謡曲を歌う沢田研二、であり
ビジュアルは整っていたのだが「見掛け倒し」感が否めない姿であった
また、それを見てキャーキャー言ったり
物まねをしたりしている人を憐れみと蔑みを伴った視線で
眺めていた事を憶えている。

彼は偶像そのものであって
偶像に対して胸を躍らせること自体がとても空虚に感じられたからだ
ある時、彼がセミヌード写真を発表して話題になった事があった。
男の僕が見ても奇麗な姿だったことくらいしか記憶に残っていないが
そこで覚える興奮は
一般的な男性がヌード女優の裸を見て感じる興奮と同質のものではないか、
それと同じようなトーンで「きゃーきゃー」言っているファンが
彼が求める声援を送っているとも全く思えなくて

既に世間には飽きられつつあった沢田が
それでも奇抜に走る事を止めない様子を見て
「沢田は終わる」と感じた事もあった。

じゃあもう10年前になるのか

沢田研二の還暦コンサートの広告関係の仕事があって
結構、高い要求を求められたのだが
「こんなコンサート、満員になるのですか?」
と尋ねたら、担当者が間髪入れずに
「確実に完売できると思います」
と胸を張って答えるものだから、
かえって半信半疑でその人と付き合っていたのだが
結果は発売直後に満員御礼ソールドアウト!
それも京セラドーム大阪を、である。

「やっぱ、沢田研二は人気が凄い」
と認識を改めたものである。

だとしたら「古希コンサート」は
さいたまスーパーアリーナくらい満杯にできそうなものだと
信じる人も多く居るのではないだろうか
だが、還暦コンサート以降も二匹目のどじょうを狙ったり
勿論年齢から来る衰えで歌唱力もビジュアルも低下したり
色々と後退しつつある事実、
最後にヒット曲を飛ばしてから還暦コンサート以降に長くファンをやっている人を
納得させる「新しいもの」がない事、
様々な事情を考えてみると

「さいたますーぱースーパーアリーナとは大きく出たな」
と逆に言えなくもない。
お騒がせ歌手かどうかはこの際どうでも良いが
70歳にもなって7000人もコンサートにファンが駆けつけてくれる幸せを
噛み締めるような気分にすら、彼はなっていなかったのだとしたら
今の時代、芸能活動は厳しいものがあるな、と
改めて思う次第である。

次回のコンサート会場がどこなのかは知らないが
仮にガラガラになったとしても
今回の騒動が原因かも知れず、自業自得の問題かもしれない、と
考えることが出来るかどうかも問われているだろう
僕がファンなら行かないなぁ
僕がプロモーターなら、こんなわがままを許す沢田関係の事務所関係者とも
一緒に興行は打ちたくない

彼に罪があったかどうかはこの際置いておいても
80歳まで歌うなんて、夢のまた夢である。

沢田研二語った中止理由 観客少なく「自分で決定」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=5337122
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