言っておくが、僕はライオンズファン歴は
30年以上だ。
多和田という新しい看板投手が誕生しようとしていることに対しては
手放しで喜んでいる。
多和田の球筋は強いシュート回転が掛かっていて
左バッターに対して隙が多いと言われているが
元々素直な球筋ではない多和田からすれば
これを逆手にとってカーブ回転の変化球主体に組み立てれば
程よく緩急の付いた配球にもなる。
だから、ハマれば完封、逆にハマればつるべ打ち。。。
そういう向きのあるピッチャーだという事だ。
多和田の現在の防御率は4.04
過去に最多勝になった投手で防御率が4点台だったのは
85年の佐藤義則(21勝11敗、防4.29)ただ一人と記憶している。
このままのペースで多和田が最多勝に輝くと
33年ぶり二人目の「防御率4点台の最多勝投手」が誕生する。
チーム防御率は12球団でもワーストクラスの4.37だが
720点を越える圧倒的得点力で15勝5敗と大きく勝ち越しているのは
打たれても責任投球回数をこなしているからで
3〜4点取られても続投するスタイルも影響している。
85年に、ち密でバランスの取れたチーム構成で臨んだ日本シリーズで
ただ打ちまくるだけの阪神に敗れた、あの情けない記憶が
今度は逆にライオンズが「打ちまくる」のだとしたら
あの時の阪神ファンの熱狂的な気持ちが味わえるのだろうか
とはいえ
菊池、多和田、今井、榎田、十亀にウルフor郭
こんなローテーションで短期決戦に臨むのは些か不安である(笑)
多和田には安心できるローテの柱になって貰いたい。
山川とともに沖縄軍団の活躍に期待したい。
■愛息に見守られ15勝目 西武・多和田、9月負けなし
(朝日新聞デジタル - 09月18日 23:02)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5294781
リーグトップの勝ち星を挙げている意地だろう。毎回走者を出しながらも「状態は良い。焦ることはない」と西武の多和田は崩れなかった。粘って七回途中を1失点。15勝を積み上げた。
25歳右腕にとって、調子のバロメーターはスライダーだ。序盤は抜け球もあったが、投げていく中で修正を加える。三回は、1死二塁で2番大田に全球スライダーで勝負し、最後は外角低めを振らせて三振。続く近藤には内角へ投じて遊飛で切り抜けた。
こうなると直球も生きる。最大のピンチだった五回1死一、二塁で再び近藤を迎え、「1点はオッケー」と気持ちを強く持った。初球は外角直球。外れたが、めげない。再び腕をしならせ外角へ144キロを投じ、二ゴロ併殺で切り抜けた。
8月末に第1子が誕生し、この日球場で観戦した。「野球でしっかりやっていかないと」と一家の大黒柱の自覚は十分。まな息子の効果か、これで9月は負け知らずの自身3連勝。優勝へのマジックを「10」に減らした右腕は、チームでもなくてはならない柱に成長している。(大坂尚子)
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