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2018年02月13日20:14

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フリーキッカー数え歌

現代で一番上手いのは。。。については
本文のコラムに任せるとして
僕の過去の記憶の中で伝説に残るフリーキッカーを
少し紐解いてみたい。

74年W杯でのリベリーノの「悪魔のフリーキック」は
サッカー少年の間では余りにも有名で
僕が中学から社会人の間に所属した数多くのチームで
フリーキック練習になると必ず1回は練習した。
壁に混じった一人がしゃがんで隙間を作るアレだが
本番ではバレバレ過ぎて
リアルタイムでは知らない選手だ。

少年時代、フリーキックが苦手だった僕は
そこを避けて通ってきた節がある。
名手と当時言われていた“白いペレ”ジーコが
右足のインサイドでこねくり回すように蹴るのを見てから
真似をしてしまい、以来ずっと
低空でカーブがかかるキックしかできなかったからである。
それに、フリーキックで直接ゴールを狙うより
フリーキックを受けてゴールを狙う方が
ゴールには近いと考えていた僕は
ゲームメーカーであったにも関わらず
フリーキッカーには成ろうとしなかった。

だが、当時一番心を躍らせてくれたのは
当時ユベントスのミシェル・プラティニである。
当時のセリエAの最多フリーキックゴールの記録者だった筈である。

90年代半ばになって、その記録は
当時パルマのジャンフランコ・ゾラに塗り替えられてしまうのであるが
それまではプラティニ(フランス)こそが「天才フリーキッカー」として
世界にはインプットされていた筈だ。
時同じくして活躍していた選手としては
実はドリブルで有名なマラドーナも天才的なフリーキッカーだった。
距離の長短を問わず、狙った場所に狙った強弱をつけてボールを運ぶ技術は
僕の記憶の中では当代一はマラドーナだった筈だ。

同じころ、ヨーロッパ選手権を制覇したオランダが
後のACミランに送り込んだオランダトリオのフリット、ファンバステン、ライカールトが
脚光を浴びるのだが、その同僚であるロナルド・クーマンが
強力なフリーキックで名を馳せていた。
前述のキッカーたちは美しいカーブを描くフリーキックを
売りにしていたが、クーマンのパワー型フリーキックは実に
それをアレするエポックメイキング的な存在であった。

94年アメリカワールドカップで一番印象に残ったシーンの一つが
ブラジルのブランコが放つロングフリーキックが決まるシーンだった。
既にベテランの域に達しつつあったサイドバックのブランコが
目の覚めるようなロングシュートを決めるシーンは
フリーキッカーの役割の重大さを印象付けるには十分だった。
当時、絶対優位とされていたオランダとの対戦では
この決勝ゴールで息を吹き返し、優勝に大きく貢献したのである。

また同じくブラジルでは、今季引退したばかりの
天才的なキック技術を誇るロナウジーニョが有名だが
同じ時期の代表に鎮座した左サイドバック・ロベルト・カルロスの
悪魔的な変化を遂げるフリーキックが有名だ。
長い助走、強烈な速度、そして信じられない曲線を描く変化。
僕は彼のキックを真似て練習した結果、引退の2年前にこれを体得して
試合で連発した。かなり効果的だった。

だが、それよりもフリーキッカーとしては
ジュニーニョ・ペルナンブカーノが上位に立つ。筈だ。
主にリヨンで活躍したジュニーニョ・Pは代表では
同世代にスターが多くあまり目立った活躍は無かったが
リヨンでの彼は「魔術師」の名に相応しいフリーキックを連発した。

この世代の世界最高のフリーキッカーは
恐らく、誰もが知るデヴィット・ベッカムだろうと思う。
しかし、彼は良い意味で全てのキックの正確性が高い故、
フリーキックに特化して素晴らしいわけではなかった。
アーリークロスもロングフィードも全てピンポイントで狙える
オールラウンドな上手さが際立っていた。
だから「フリーキック」に絞らなくてもベッカムは評価が高かったわけだ。

ドイツ代表の左サイドバックを主に務めた
アンドレアス・プレーメも忘れ難い存在である。
90年W杯のイングランド戦(だったと思う)の
芸術的なフリーキックのゴールは「フリーキック数え歌」に入れてもいいくらい、
素晴らしかったのである。
余談だが、ここまで登場した選手の内、ロベカル、クーマン、ブランコ、ブレーメと
左サイドバックが多く登場するのも何かの符号だろうか。

挙げれば枚挙に暇がないが
日本人として絶対に忘れてはならない存在が一人ある。
中村俊輔ではなく、フリューゲルスで主に活躍した
エドゥー・マランゴンである。
エドゥーという登録名で活躍していたが
40メートル級のフリーキックをガンガンとゴール目掛けて放り込むほか
幾つか決定的な場面で決めたゴールは
我々日本人の記憶に焼き付いているのではないだろうか

但し、エドゥーがフリーキックゴールハンターとして輝いたのは
日本に居る間だけで、主にフリーキックを利用したアシストや
パスに長けていた選手である。

てな具合だけれども。。。
同年代の人ならウンウン頷いてくれる人も多いんじゃなかろうか
最近はゆっくり海外サッカーを観戦する時間もないもんで
疎いからこんな昔話になってしまうんだけれども(笑)

FKが一番上手いのは誰? 「過去5年間の成功率」で見る“ベスト・フリーキッカー”TOP20
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=138&from=diary&id=4984943
 現在、最もフリーキックが上手い選手は誰なのか……。イギリス誌『FourFourTwo』が、「2013−14シーズンからの5年間で最もフリーキックの成功率が高かった選手TOP20」という記事を掲載した。

 FKでのゴール数はよく伝えられるが、その成功率は影に隠れがちだ。

 弱小チームの場合、ビッグクラブと比べて好位置でのFK自体が少なく、本当にすごいキッカーが埋もれてしまうこともある。また、優れたキッカーの多いチームに在籍している場合も、蹴るチャンスは少なくなってしまう。

 一方、チームで常にキッカーを任されている選手は、蹴る機会が多い分、成功率を維持するのが難しくなってくる。

 そういった条件も影響し、「過去5年間のFK成功率TOP20」には意外な選手の名前も登場した。

 なお、データは1月23日時点のもので、5年間で最低20本以上のFK蹴った選手だけが対象となっている。また、『FourFourTwo』は意外にもランク外となった“名キッカー”も紹介している。
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