《前回までのあらすじ》
関西山域をちょっと知るものなら憧れる縦走路・鈴鹿セブンマウンテン。
1,000m級の低山ながら、その路は救済なしのブラック登山。
初めての2泊装備が堪えたのか、会社残業からの岡山→三重移動がそもそも無理ゲーだったのか...
苦戦を強いられた1日目。
しかしながら、やはり山は素晴らしく綺麗。このあとも十分に期待できる内容でした。
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『鈴鹿セブンマウンテン 〜藤原岳ー...入道岳縦走〜 3days』
今日は2日目。
果たして縦走クリアなるか?!自問自答の縦走路です。
1日目陣幕地・石榑峠から3つ目の山・釈迦岳を通り、根の平峠を折れて雨乞岳へと向かいます。
4時半起床するも雨。
今日は午前中の天気予報は良くなかったのですが、ズバリ的中の空模様。
時間がたつにつれて好転するはずなので二度寝して今6時です。
霧中ですが雨よりはまし。
端に陣取った夫婦のお供の犬が、番犬よろしく前を見据えておりました。
賢そうな犬です。
【石榑峠】0710
小雨が降ったりしてたので、朝食をとりながら様子見してましたが諦めてスタート。
ご飯は昨日の鍋の残り汁にアルファ米を入れてかきこみます。
鍋の〆飯は外れのない上手さです。
ガレた尾根を進みます。
危険度は低いものの、暗い中では踏み外しそう、、、
昨日無理せず石榑峠でテン泊して正解だったなぁと安堵します。
そう言えば、同じくテン泊した重量級パッカーはまだテントを畳んでいなかったので縦走は諦めた様子です。
【八風峠】0831
元々の計画ではここでテン泊するつもりでした。
ここも夜景が綺麗なのだそう。今は微塵もそんな風には感じ取れませんが...
水場が20分下るとあるらしいですが、枯れてることもあるそうな。
リスキーだけど、鈴鹿セブンを2泊でクリアする場合はここまで進んでいると楽です。
祠があったのでご挨拶。
山神さんへの挨拶は、登山でする習慣3つの内の1つ。
釈迦岳へと進むため直進。
登山習慣の2つ目は 『ゴミを1つ以上拾うこと。』
山神さんへの挨拶と、ゴミ拾いの御利益は結構ありまして
天候の好転・危機回避等をもたらしてくれると信じています。そんなこと結構あるし。
なにもしないで願いばかり言う事に、抵抗があるのです。
だがしかし、霧中ナウ。
そんなに都合よく晴れにはならず。
とは言え幻想的ではあります。霧中の登山も好きです。
視界が絞られるので集中してモクモク登れるメリットもあります。
標高をぐいぐい上げていきます。
天候は霧から小雨へスライド。
山神さんに、行動が自己中心的願望起因なのがバレている様子。
「あんた…背中が透けてるぜ」とでも言われている気分だ...
ムムム...
道中、イワカガミが季節を間違って一輪咲いていました。
時は晩秋11月。
日が射さないと寒さを感じます。
ザックにレインカバーを装着し、上だけハードレイヤーを着ます。
雨に濡れて、ずぶ濡れリアル透け透けでは身体が持ちませんので。
【釈迦岳】1012
鈴鹿セブン・3座目クリアです
釈迦岳は初めての登頂です。
単峰でも楽しめるらしく、バリルートもあるそうな。
山頂の見張らしもイイらしい。
イイらしい...
なんせ小雨なもんで、、、
チラッと晴れ間が差した場所に、その片鱗が。
また来たいですねー晴れてるときに。
チラ見に一喜一憂しながら進みます。
釈迦岳を過ぎてから、登山者とすれ違う事が多くなったなぁと思っていた矢先、
女性登山者にすれ違い様に何度も顔をガン見されました...
なんせ不出来な顔なもんで、イイ側の理由が皆無。
ヨダレ痕でもあったか...
テン泊・風呂無なので臭いのか...
そうすると、後続の人から名前を呼ばれてビックリ!
以前会った山友さんの友人でした。
1回しかお会いしたことないのによく分かったなぁ、と。
顔が濃いのか、結構印象に残る顔のようです。
イイ事、、、と言うことにしておこう。
天気は小雨はあがり、回復基調へ。
そんなのんなで、気分も上げ調子へ。
猫岳を過ぎた後は、ハト峰。小高いザレたハゲ地です。
遠方から見た姿は、山頂の岩に突き刺さった『エクスカリバー』風。
【ハト峰】1144
抜いたらアーサー王の後継者、的な。
抜いたら強制的に勇者確定、的な。
完全な道標に過ぎませんが、なんか絵図らがイイ。
王位継承権や勇者にはなれませんが、ハト峰からは『ハート』が見れます。
ナスカの地上絵的な。
鳩ではなく、ハート。
調度昼時だったのでランチとします。
コーンスープ+黒糖パン(マーガリン)を食します。
男性登山家と喋っていたら、晴れてきました!
山神さんありがとう!
MY登山3習慣による運気好転説の信憑性が上がっていく、、、
30分以上休憩してから登山再開です。
ハト峰、1ヶ所だけかき集めたかのような砂山の様...
こっちからだと、道標はエクスカリバーというより山崩しの松葉の様です。
まだまだ続くよどこまでもー♪
1日目よりも楽に進めています。
やはり睡眠は非常に重要です。登山にとって。
次に目指すは、根の平峠。
紅葉真っ盛り。
気持ちの良い樹林帯を過ぎていきます。
【水晶岳】1342
鈴鹿セブンの一画ではない山ですがちょっと寄り道して頂上を踏みました。
もし1山登れなくても、これを足して『鈴鹿で7座登った♪』とまがいなりにも言えるかな、と...
【根の平峠】1400
ここを右に折れて雨乞岳方面へ。
ここからは鈴鹿深部になっていきます。
深部=道迷い指数UP
本日終盤戦、気を引き締めていきます。
深部=手付かずの自然指数UPともなる訳で
山との一体感も増していきます。
とは言え、本当に山と一体化したら不味いのでルートを確認しながら前進。
先程とは違い、踏み痕が薄い、、、
この辺りは慣れてないとコースを外してしまうかも。
沢を何度か渡渉します。
水が透き通ってます。癒しだ、、、
シャッタースピードを長くして水の動きを撮る。
そんなスキルはないので、ぶれボケな写真に仕上がる...
ホントに誰かに写真技術を教わりたい今日この頃...orz
水面に浮かぶ落葉。
これもフィルターをかけたらもっと雰囲気でる、はず...
こうしてカメラ道具物欲の泥沼にはまって行くのだな、きっと...
しかし、幸いなことに物欲を満たすお金が無いので要らぬ心配です、はい。
紅葉と渓流って気持ちがイイ
景色も、音も、、、
道中、3パーティ位すれ違いました。
よく知ってそうな初老男性4人、後はガイドがついた7ー8人編成。
重量級ザック背負っているからか、挨拶したら物珍しそうに見られました。
岡山から来たと言うと、さらに驚かれる...
極力、ソロの時は出会った人には話しかけるようにしています。
なんか合ったときに覚えておいてもらうためもあります。
コクイ谷出合いに着きましたが、分岐がよく分からない。
ムムム...
ルートはどこだ?!
答)
棒切れと思ったものは、渡渉用の橋。
奥に目を凝らすと、ルート表示の『赤○』が見える。
故に、何とかしてここを渡って対岸を登るのが正解。
なるほどなるほど...
い、イージー、イージーだぜ、、、
ちなみに、ここから真っ直ぐ続く明瞭そうな路はコクイ谷方面。
コースロストする人が多い、魅惑の破線コースだそうな。
【杉峠前・陣幕地】1551
後半ちょっとバテましたが、CT通りの時間でこの時間に着いたので一安心。
キャンプ場のように整地されたようになっているし、水場(加熱はいるかも)も近いので
中々イイ場所です。
すれ違った人によれば、この先稜線に出てから雨乞岳は凄い風だったらしい。
そんな時は樹林帯でのテン泊が◎でしょう。
早速メシです。
茄子と厚揚げのインスタント味噌汁に昨日の鍋の余りをぶちこんで煮る。以上。
後はアルファ米(ドライカレー味)を。
腹減りMAX。
鍋ウマイ!
山の上では涼しい若しくは、寒くなる位なので鍋がMUST。
しかし、肉が食べたい、、、
外にでると月が明るく綺麗でした。
遠くには四日市市の夜景がチラリ。
ただ、凄い風だったのであっという間に雲の中となってしまいました。
稜線上は爆風でしょう。
こうして2日目が終了。
初日と違い、結構大休憩入れながらもコースタイム でこれたのは大きい。
コースマネジメント的には、ギリギリ行けるか?という所。
明日の続行判断ポイントを決めて置きます。
疲労もたまってきてるし、肉が食いたくて仕方がない、、、
さー明日がラスト!無事にゴール出来るのか?!
鈴鹿7耐・鈍足の奇行師のチャレンジは続きます。
...to be continued
3日目
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