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2018年07月16日03:06

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流れを変えた交代

前半を終わって2対1にはなっていたけれど、まだ何が起こるかわからない物々しい雰囲気があった。
クロアチアはタフで、1点のビハインドなどものともしないムード。
縦パスの精度が凄く、前半も後半も冷や汗をかかされた瞬間が幾度あったか。
まさに凄絶な決勝戦。

後半、今大会の功労者の一人であるMFカンテをヌゾンジに敢えて替えた瞬間から、流れが変わった。
カンテにはイエローカードが出ており、クロアチアの動きを思うようにマークし、セーブすることが出来なくなっていた。
カンテがボールを奪い、エムバペやグリーズマンに繋いでチャンスが生まれることが度々あったのに、この中盤の要であるカンテの動きが抑制されるのは、フランスにとって大きなブレーキだった。
惜しいが交代は必須の状況だったと思う。
そのカンテがヌゾンジに替わって、数分も立たずに選手間のボールの流れが変わった。
そして、決定的シーンが連続して生まれた。
ポグバのロングパスに追いついたエムバペからグリーズマン、そして再びポグバへ渡ったボール。
一度弾かれて2度目のボールを押し込んだ3点目のゴール。
あの時のポグバの顔が忘れられない。

「やったよ!俺!やったよ!俺!」
そういう表情でゴール前を駆け回っていた。

続いてヌゾンジからポグバ、そしてヘルナンデスへ渡ったボール。
ヘルナンデスは左サイドをドリブル。2人マークがついたが構わずくぐり抜け、ゴール前に迫りつつあったノーマークのエムバペへやや長めのパス。
ここからの19歳の天才の判断が早い。クロアチアが何も出来ないうちに右足から強烈なゴロのシュート。距離はあったがクロアチアのキーパーも対応しきれず、ゴールを許してしまう4点目。

フランスに心の隙が生まれたのは4点目の直後。
キーパーに渡ったボール。処理に甘さがあって、突っ込んできたクロアチアのマンジュキッチがすかさずゴール。
絶望的なムードだったクロアチアに再び逆転の望みの灯がともった瞬間だった。
GKの怠慢だが、これでまだどう転ぶかわからなくなった。
結果的には力尽きた形だったが、勝負形に持っていったクロアチアは偉い。

それに加えて、3度の延長戦を本戦トーナメントで戦い、PK戦を制したタフなクロアチアには感服の言葉しか出てこない。
決勝ではついに力尽きたけれど、ほんとうによく戦ってくれたと思う。
素晴らしい決勝戦でした。



あと、これはほんとうにやめてほしい。
試合中、得点の直後だったが、興奮したサポーターがグラウンドに飛び込み、駆け回る場面があった。その間せっかくの試合が中断。多くの選手のコンセントレーションを乱し、多くの観客の興を殺いだ。あってはならないことで、こんな人のためにせっかくの試合が台無しになるのは残念なことというほかない。




何故こんなことをする輩がいるのだろう。



フランスが20年ぶり2度目のW杯制覇! ポグバ&ムバッペが鮮やかゴール、計6発の打ち合い制す
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=138&from=diary&id=5201807
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