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2017年05月25日15:46

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東アジア反日武装戦線「狼」の大道寺将司とマスコミの責務について


東アジア反日武装戦線「狼」という恥ずかしい名前の集団のリーダーであった大道寺将司は、1974年8月30日に連続企業爆破事件の最初の事件である、三菱重工爆破事件を起こし、三菱重工とは関係のない通行人を含む死者8人(即死5人、病院収容後に死亡3人)、負傷376人の被害をだしました。この事件は、オウム真理教の松本サリン事件に抜かれる迄は、戦後日本最悪の爆弾テロ事件でした。

私はこの事件の事を仰天ニュースというテレビ番組で、事件再現しているのを見て知りました(この番組自体はどうも作家の門田隆将氏のこの事件に関する本が出たから作成されたようです)。

  1974年という年は個人的なことですが、私の家族の誕生年でした、子供が生まれたという人生のイベントが有った年なので、両親にこの番組を見ている時に、この事件の事を知っているかと聞いてみると知らないと言われました。

  この事件、テレビで昭和を振り返るなどという感じの番組には偶に出てくる、ダッカ日航機ハイジャック事件にも関連していて、大道寺将司の妻で「狼」のメンバーであった大道寺あや子等はこの事件の時、福田赳夫内閣総理大臣が「一人の生命は地球より重い」などと言い、超法規的措置で釈放されました、今現在も指名手配のままです。

 私はある程度ニュース等は見ている方だと思うのですが、ダッカ日航機ハイジャック事件という事件が有った事は、詳細に知っていたわけでなくとも知っていましたが、連続企業爆破事件・三菱重工爆破事件は、仰天ニュースで目にするまで全く知りませんでした。

 ひとつ前の日記で大手マスコミや野党などが「共謀罪」法案に反対しているのを、1982年のレフチェンコ事件(ソ連国家保安委員会KGBの少佐、スタニスラフ・レフチェンコによる日本国内での工作活動が暴露された事件、日本の政治家・新聞社などにソ連の協力者が多数いたことが明らかになりました)で日本の実際の無防備さは明らかになったのに、対応してこず、現行法で対処できるかのようないい加減な空論的主張をしている事を批判しましたが、結局日本のマスコミは、連続企業爆破事件も歴史を検証するためにも、振り返り報道などをせねばならなかったのをずっとしてこなかった訳です。

  今の大手マスコミも野党も、日本で実際に有った連続企業爆破事件という爆弾テロ事件も、それを超える被害をだした世界でも珍しい、爆弾ではなくサリンなどと言う化学兵器を使ったオウム事件のテロも検証することなく、「共謀罪」法案に反対と歴史を振り返らず空論的に主張していると私は考えます。

 この記事の日記集の中に、大道寺将司とその方のお父様が同級生だった方がいて、お父様が大道寺将司は「中学生の頃から頭脳明晰優秀で将来有望視された天才だった」と語られていたそうです、思えばオウム真理教でサリンを作ったりした人々も優秀な人々と言われてます。

  歴史を見ているとつくづくと人間として立派かそうでないか、人間として優秀かそうでないか、戦略が分かっているかそうでないかは、学校のお勉強、知識の多い少ないだけで測れないことがよく分かります。
  私の好きな作家の言葉に天才とは天に愛されている優れたものであって、その他は多少優劣のある秀才に過ぎないといった趣旨の文をみて、成るほどと思った事が有りますが、よく私が言う、蒋介石の中国国民党軍に散々追い立てられながら、謀略により国共合作で和睦・抗日し、200万の国民党軍と80万の日本軍の間を3万6千程の兵力しかなかった中国共産党の八路軍を温存成長させた戦略の判る毛沢東は、後に自分の権力維持に自国民を数千万人殺しますが、天に愛された天才かもしれません。
 その意味では、大道寺将司もオウム真理教の松本智津夫も天に愛されていない小物でよかったとつくづく感じます。

 日記の中に「今の若者に当時の若者を嘲笑う資格はない…」という方もおられましたが確かに無い可能性も有ります、以前マスコミに踊らされて民主党政権などを誕生させてしまったのですから、「日本は日本人だけのものじゃない」などという戦略性大間違いの事をいう鳩山由紀夫という人物の発言を知らなければ、私もあの時、民主党に投票していたかもしれません。

 だからこそ、そういった戦略性の判断材料となる情報の提供を本来はマスコミは果たすために存在し、給金をもらっているはずですが、日本のマスコミは仕事をせず、空論をもてあそんでいるのです。

 東アジア反日武装戦線「狼」という恥ずかしい名前の集団のリーダーであった大道寺将司と
冒頭で言いましたが、本当に恥ずかしい名前だと感じます。
「資本家に苦しめられている被抑圧民衆を過去に絶滅したニホンオオカミになぞらえた。」と言いますが、この人物の時代は日本は高度成長期で(日本経済が飛躍的に成長を遂げた時期は、1954年(昭和29年)12月(日本民主党の第1次鳩山一郎内閣)から1973年(昭和48年)11月(自民党の第2次田中角栄内閣)までの約19年間です)1970年代は一億総中流などともいわれた時代です。
 日本の何処の世間に、資本主義を革命する必要や反日する必要が有るでしょうか、全くありません。私の両親も懸命に働いた時代ですし、戦前から戦地を生き延びてきた元日本兵の方々が、現役で懸命に働いた時代でもあるのです。日本を守る為、人種差別と闘う為、戦前戦い、戦後になって再植民地化しにやって来た西洋軍とインドネシアやベトナム等に残り独立戦争を共に戦った日本兵の方々。
 このようなことを大道寺将司は当時は知らなかったでしょうし、晩年になっても知ろうともしなかったでしょうが、それを差し引いても東アジア反日武装戦線「狼」等という名前は、大いに恥ずかしい名前です。
 こうした人物を生み出さない為にも日本のマスコミや野党の人々は高い給料分の仕事をまともにおこなってほしいと思います。



下記元記事

連続企業爆破事件、大道寺死刑囚が死亡 東京拘置所で
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2017年05月24日 14:38 朝日新聞デジタル

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朝日新聞デジタル


 1970年代に起きた連続企業爆破事件で、殺人などの罪に問われた大道寺将司死刑囚(68)が24日午前、東京拘置所で死亡したことが、関係者への取材でわかった。死因は多発性骨髄腫という。


 大道寺死刑囚は71〜75年、「東アジア反日武装戦線」を名乗る集団が三菱重工ビルなどに相次いで爆弾を仕掛けた事件で、殺人罪などに問われた。三菱重工ビル爆破事件では8人が死亡、380人が負傷。87年に最高裁で益永(旧姓片岡)利明死刑囚とともに死刑が確定していた。

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■連続企業爆破事件、大道寺死刑囚が死亡 東京拘置所で
(朝日新聞デジタル - 05月24日 14:38)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4587325
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