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2018年01月27日13:57

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映画「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A」見ました−パンフレットがないので「ドラマ・映画『咲-Saki-阿知賀編』公式ビジュアルガイド」を買ってきた

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1月20日から公開された映画「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A」を見てきました。
「咲-Saki-」は現在も連載中の人気漫画でコミックスは17巻まで発売、2回アニメ化もされました。「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A」はそのスピンオフ作品で6巻で完結、これもアニメ化されました。
そして、「咲-Saki-」で一番人気があるアニメ第1期の長野大会の決勝戦までの話を一昨年の12月に30分×4話の実写ドラマで放送し、今年1月に特別編1本、そして実写劇場版「咲-Saki-」で描くという実写化プロジェクトを行い、個人的にはそれがすごくおもしろくて楽しく見ていました。
で、1年後の昨年末に今度は「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A」をまったく同じスタイルでTVドラマとして全4話+特別編でオンエア、つづいて映画「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A」を劇場公開したというわけです。
だからもちろん楽しくTVは見ていましたし、映画も楽しみにしていました。
ただ、昨年といろんな点で違っていました。昨年は主演の宮永咲役の浜辺美波が東宝シンデレラということもあってか大阪では東宝系のTOHOシネマズ梅田で上映されていました。それが、今年はT−JOY系の公開ということで梅田ブルク7という東映の劇場での上映となっていました。まあ、おかげで株主優待は使えましたが。
なによりも驚いたのはこの映画のチラシが一切作られなかったことです。本来なら上のキービジュアル</A>でチラシが作られるところなのですが。公開劇場2館に問い合わせてもなかったので作られなかったのだと思います。

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さらに驚いたのは昨年はちゃんとあったパンフレットまでが作られなかったことです。劇場でパンフはと聞くとそのかわりに23日発売のこの「ドラマ・映画『咲-Saki-阿知賀編episod of side-A』公式ビジュアルガイド」を買ってくださいということでした(笑)。先行販売というわけですね。
いやーガンダムやヤマトのようなBDの先行上映やいろんなイベント上映でもちゃんとパンフレット作っていますよ。前作でもこの公式ビジュアルガイドは公開2ヶ月後に発売されましたが、逆にパンフと内容がかぶるので買いませんでしたから。というかむしろパンフの方がメイキングについては詳しく載っていたのでほんと今回パンフが発売されなかったのは残念でした。
つまり、この映画は「咲-Saki-」という作品、もしくは演じているアイドル・女優のファンでTVドラマを見ている人が対象の狭いターゲットの映画なのでよけいな宣材やパンフにはコストをかけないようにしたということなんでしょうね。
2700円のパンフは高いと思いつつまあ買いましたけどね(笑)。

前作「咲-Saki-」もそうでしたが、この実写プロジェクトでは徹底してよけいな情報を入れず原作をそのまま実写化するというコンセプトで作られています。だから実写オリジナルの展開や実写オリジナルのキャラクターも登場しませんし、人気俳優に寄せた演出などは一切ありません。
っていうかキャスティングがこの作品の命であり原作のキャラクターの雰囲気を持った人をあまたの若手の俳優、アイドルなどからかなりの数(200人以上とか)をオーディションし、選び抜いて徹底的にそのキャラクターを演じさせています。
出演者のインタビューで良く聞かれるようにみんな原作漫画そして原作を忠実にアニメ化していたTVアニメを教科書として演じたそうです。
今回はTVドラマ部分では奈良県大会の決勝から全国へ向かうまでが描かれていました。この部分は一番下にある原作漫画でいえば1巻分なので分量的には少ないのでわずかに話は膨らませてあります。奈良県大会決勝の晩成高校との戦いは漫画では軽く流してありますが、決勝メンバーにかつて新子憧の中学の同級生で因縁のある岡橋初瀬を持ってきて戦いの末に和解するというドラマを入れていました。
そして、映画では全国大会の準決勝Aサイドのラストで勝ち残るまでを描くのですが、下のその準決勝4校のそれぞれのエピソードをTV特別編で描いています。このあたりも前作と同じ手法です。その中で白糸台高校のエピソードだけは「咲-Saki-」本編の方のエピソードになっています。
ということで下の4校のキャラクターについて順に語っていきたいと思います。

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「阿知賀女子学院」
コミックスは原作は「咲-Saki-」の小林立氏ですが「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A」は作画は五十嵐あぐり氏が行っています。
その作風の違いなんでしょうが、どうも五十嵐氏の絵柄って漫画っぽいアレンジが強いのでリアルに持って来るのがちょっと難しいんでしょうね。それと区別が付きにくいキャラクターが多いです。だから前作のときほどキャラクターの再現度には感心しませんでした。
松実宥と新子憧は髪型や着ているものでわかりやすいのですが、松実玄はまあこんな感じじゃないかと。鷺森灼についてはまあがんばったんじゃないかと思います。
で、主役の高鴨穏乃が実は一番個性がないんですよね(笑)。ジャージを着ていることが一番の個性で大将戦では制服になるので誰?と思いました。これはアニメでもそうでしたね。

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「千里山女子高校」
円城寺怜、清水谷竜華についてはまあ誰でもいいっちゃいいビジュアルのキャラだと思います。船Qに関しては記号的なもので表現できますし。二条泉は無難なところ。
一番難しいのは江口セーラですね。あの少年漫画っぽい髪型をまあなんとかうまく実写に落とし込んだんじゃないでしょうか。

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「新道寺女子高校」
ここも鶴田姫子、白水哩のエースコンビはルックス的には誰でもいけるのですが、江崎仁美、安河内美子のような独特の漫画的表現の髪型のキャラは再現が難しいでしょうね。
で、あの鶴姫と白水のリザベーションの演出はアニメならまあいいんですが、実写のビジュアルで見せられるとちょっと引きますね(笑)。
そして、一番キャラの立った”すばら”こと花田煌に関しては独特の髪型を再現していますし、おそらくアニメ版の新井里美のしゃべり方を意識しているんじゃないかと思いよくがんばっていたと思います。

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「白糸台高校」
昨年度全国一位の強豪校白糸台高校。
そして宮永咲の姉である最強の高校生宮永照のキャスティングについてはキービジュルでも明らかにされておらず、年明けの特別編のラストで明かされました。昨年の天江衣もそうでしたが。
なんと、宮永照は前作で宮永咲を演じた浜辺美波が演じているのです!なるほど考えましたねえ。姉妹だから似ていて当たり前ですからね。腕をギリギリドリルのように回転させるあの演出はさすがに実写では違和感がありましたがあえてそれをCGエフェクトを使ってやっていましたね。
広瀬菫、亦野誠子、渋谷尭深についてはまあ違和感なく実写にうまく落とし込めていたと思います。
中でもすごいと思ったのは最後の敵である大将の1年大星淡ですね。ルックス的には普通なので誰にでもできそうなのですが、演技がすばらしくまさにこんな感じだなあと感心しました。

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で、演じているのは誰かなと思ったら「仮面ライダー鎧武」で高塚舞を演じた志田友美でした。調べると他にも特撮関係の人がいて花田煌が「手裏剣戦隊ニンニンジャ―」でシロニンジャー=伊賀崎風花の矢野優花。これも全然気づかなかった。やはり1年間東映の撮影所で鍛えられたのでいい役者になっていると思います。
そしてあと岡橋初瀬が「仮面ライダーゴースト」の深海カノンの工藤 美桜。マイ、フウカ、カノンって”ミラクルちゅーんず”じゃん!なんというこの偶然。

これら4校が準決勝戦を戦います。さすがに尺の関係で宮永照と円城寺怜、花田煌の出る先鋒戦はじっくり描いていました。私はこの戦いが一番好きですね。
で、次鋒戦、中堅戦、副将戦は軽くまとめてじっくりと大将戦を描きます。この大将戦については私的には最後がどうもすっきりした勝ち方じゃないのであまり好きではありませんが。
結局、1位阿知賀、2位白糸台となって決勝戦進出するというところで終わるのですが、ラストシーンがわずかに変わっていました。まず、最後に決勝戦の特別ステージをチームで見に行くというところが予算の関係か省かれていました。もちろん赤土と小鍛冶プロの場面、和への穏乃の想いなどはちゃんと描かれ、ラストは原作通り幼少期の和、穏乃、憧で締めくくられていました。

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ということで「ドラマ・映画『咲-Saki-阿知賀編episod of side-A』公式ビジュアルガイド」です。
主演の桜田ひよりのグラビアとインタビューに始まり準決勝の各高校ごとのキャラクター紹介にページをかなり割いています。
そしてそれ以外のキャラクターも。
今回、前作から原村和、龍門渕透華、天江衣、加治木ゆみ、東横桃子が登場します。原作では龍門渕、鶴賀は全員そして風越からキャプテンと池田も登場するのですが、さすがにそこまで前作のキャストを集めるのは無理だったみたいですね。
TVと映画のストーリーもわずかですがちゃんと紹介されています。
そして監督、脚本のインタビューとオフショット写真、グッズ紹介が載っています。
監督によると今回は前作より少しリアルな実写の方向にもっていったとのことで、前作が2.5次元なら今回は2.6次元なんだそうです。

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上はオフィシャルグッズの「クリアファイル(4種セット)」です。
準決勝各校のキービジュアルが表、各校の制服をデザインした絵柄が裏のクリアファイル4枚セットになっています。
なぜか阿知賀ではなくちゃんと宮永照の入っている白糸台高校の絵柄が商品の前面に来ています。

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入場者プレゼントのオフショットブロマイドです。
1週目10種類、2週目10種類、3週目5種類の全25種類だそうです。とりあえずメインの穏乃と憧の2人のものだったのでよかったです。

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オフィシャルグッズの「ブロマイド(4種セット)」です。
各校の5人のブロマイドの4種セットになっています。劇中のキャラクターではなく普通に素の彼女たちの写真なので私的にはいまいちでしたね。
やっぱり私はこの映画では「咲-Saki-」という作品を実写化したキャラクターたちが好きなのであって決してそれぞれの役者やアイドルが好きなわけではないんですよね。実際、Twitterで舞台挨拶の画像なんか見ていても髪型とか見た目でそのキャラクターに扮していてくれなければ絶対誰かわからないですからねえ(笑)。

まあ今回の「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A」の実写版も楽しく見れました。
これで実写化プロジェクトも終わりでしょうね。だって「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A」が完結して阿知賀と白糸台が決勝に進出したのが2013年。それから5年たっても本編「咲-Saki-」で描かれている反対側のサイドではやっと決勝に清澄と臨海女子が進出したところで、今なんと5位〜8位決定戦なんかをやっていて引き伸ばしがはなはだしいです。ほんと決勝戦が終わるのって10年後くらいじゃないですか(笑)。そうなったら声優とは違って今の若い子のキャストはもう使えませんからねえ(笑)。

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映画・TVの実写版「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A」のオープニングテーマのCDです。前作の時も買いましたので今回も買いました。

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amazonで買ったらオリジナルポストカードがついていました。
「笑顔ノ花/春-spring- 阿知賀女子学院麻雀部」
主演の5人のキャストが阿知賀女子学院麻雀部というユニットを組んで歌っています。前作もそうでしたが、TVも映画も同じオープニングとエンディングが使われています。まあ、オープニング曲「笑顔ノ花」は最初から流れますが途中でフェードオフします。
そしてエンディング曲「春-spring-」はサビの部分だけが流れているので最初わからなかったわ(笑)。
DVDには「笑顔ノ花 Music Video」と「笑顔ノ花 Music Videoメイキング」が収録されています。
PVに関してはこのユニットで歌番組にでるわけでもないし、まあ別に歌に合わせたダンスがあるわけでもなく映画やTVの映像を使用するでもなくほんと漠然とした映像になっていていまいちおもしろくはないですね。
メイキングの方はまあ凝った映像があるわけでもないので、女の子がキャッキャウフフしてるのを見ているだけですが。主演の桜田ひよりはかわいいですね。

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そして特典として「阿智賀女子学院麻雀部トレーディングカード」が封入されていました。5種類からランダムになっています。



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