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2017年07月22日23:49

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「コメットさん生誕50周年記念祭」に行ってコメットさんとベータンに会ってきた

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7月22日に神戸で行われた「コメットさん生誕50周年記念祭」に行ってきました。映画秘宝か何かのTwitterでこのイベントで当時のベータンの人形の展示があることを知りました。「コメットさん」は子供のころ夏休みになると毎日のように再放送していたので大好きでした。特にマスコットキャラクターのベータンが好きだったので見に行きたいなと思ってネットを調べました。そしたら主催者が以前特撮の歌本を作った時に「コメットさん」の部分で協力していただいた方だったので連絡を取って参加しました。時間的に都合がつくかわからないけど無料のイベントなのでとりあえず展示だけでも見に行きたいと。

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結果として新長田の勤労市民センターにつくと昼休みの休憩中でした。会場の窓からは鉄人が見えます。
広い会場にはいろんなものが展示されていました。

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当時の漫画の掲載誌、九重佑三子さんの載った芸能誌等々の多数の雑誌類。上からビニールがかけられているので光って撮りにくいです。

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当時の台本や写真など。とにかく圧倒的な資料数です。

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歌詞の原稿とかも。

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校長先生の原画なんかもありました。

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動画への指示とかも書いてあります。

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九重佑三子さんの歌うレコードや

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当時のノベルティなど。コメットさんによるとウルトラセブンと同期なんだそうです(笑)。

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怪獣のようなソフビ人形!こんなん知らんかった・・・科学特捜隊員みたいなものか。

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そしてやっとベータンに出会えました!
当時のものを展示用に多少の修復はしてあるそうです。
布製で中に鉛の軸が入っていて自由に動くようになっていてこれでポーズをつけてコマどりしていくそうでおそろしく手間がかかります。九重さんによるとベータンがらみの撮影になると深夜におよんだそうです。

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ベータンには弟が5匹いるそうなのですが現存するのはこの2つだけなんだそうです。

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さて昼休みが終わると当時の製作者側の代表として山際永三監督のトークと質疑応答。山際監督はこのあとも「帰ってきたウルトラマン」などいろんな作品を監督されています。で、「代表作はコメットさんですか」と聞かれると、代表作は「恐怖劇場アンバランス」でその次がコメットさんですという答えに驚く会場。
監督からは今では考えられない当時の撮影の苦労話がいろいろと語られれました。

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そしていよいよメインゲストの九重佑三子さんが到着しました。監督とは撮影終了以来会ってないそうです。

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お2人による当時の撮影の話。監督には木に登らされたり、ワイヤーで吊られたり女の子として扱われてなかったという九重さん。
遅くまで撮影して帰って、また朝早くからの撮影の連続で正直やめたいと思ったこともあるけど自分を慕う共演してる子供たちと撮影で会うと元気が出て楽しかったという。子役の中ではお兄ちゃんの武役の亡くなった蔵忠芳さんがすごく達者だったとおふたりとも言われます。
監督によるとメリーポピンズからのインスパイアでミュージカル作品を作りたかったということで初期はミュージカル風にコメットさんの歌が流れるという演出を行っていたのですがだんだん忙しくなってきてミュージカル色はうすれていったと。
九重さんが子供の時になりたかったのが「お手伝いさん」(今や死語ですねえ)だったこともあってコメットさんの企画になったとか。

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これは「コメットさん」のDVDなのですが、左はメキシコ版です。メキシコではある時期コメットさんが放送されていて大人気なんだそうです。そして、九重さんのショーにメキシコの方が来られて「コメットさん」によってメキシではのお手伝いさんの地位が向上したとお礼を言われたことがあるというエピソードも。
九重さんは70歳になるそうですが、ほんとお若いですね。そしてなによりお話がうまいです。さすがプロと言った感じです。

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今日は山際監督の85歳の誕生日ということで監督の誕生日とコメットさん50年をお祝いしてバースデーケーキが送られました。

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そして特別ゲストとして弟の浩二役の河島明人が来られました。河島さんはすぐに芸能界をやめられてその後誰とも連絡を取っていなかったんだそうです。しかし10周年の時のTVの特番で九重さんとおふたりは会っているんだそうです。ファンの方がよく知ってるのね(笑)。もう57歳になられたそうですが当時の面影はありますね。

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今回来ている方はみんなコメットさんのファンばかりなので、質疑応答でもファンはすぐに個々のエピソードについて質問しますが、監督はともかく演じているおふたりは覚えていないことも多いみたいです。何本も並行して撮影しているので最終的にどんな話かは完成して初めてわかるということが多かったそうです。
河島さんは当時見ていても演技もそれほどうまくはなかったですし、本人も台詞を覚えて言うだけで精一杯で演技云々の余裕はなかったそうです。ただ、冬の寒い厳しい撮影とか、吊るされたこととかはよく覚えているそうです(笑)。
「コメットさん」は1年目で両親役の役者さんが変わります。それもかなり違うタイプに。これについて何かあったのですかという質問に監督は特になかったと思う。こんな長く続くとは思っておらず、役者さんの契約が切れて舞台で出れなくなったので変えるなら大幅に変えようとしたんじゃないかと答えておられました。

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その後、サイン会が行われ。全員で記念撮影を行ってイベントは終了しました。
もうずいぶんと「コメットさん」は見ていませんが小さいころに見た記憶は残っていますし、今日もいろいろとすごく懐かしかったです。とにかく50周年という節目にこういうイベントに行って九重さんにそしてベータンに会えてよかったです。スタッフの皆様ありがとうございました。


























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