メルケル政権が再び分裂の危機に直面している。きっかけは憲法擁護庁のマーセン長官の罷免問題。彼は確たる証拠もないのに「ケムニッツで外国人がドイツ人に追いかけられている映像は偽物かもしれない」とメルケル首相の主張に疑問を呈した。
社民党はマーセンの罷免を要求。CSUのゼーホーファー内相はマーセンを憲法擁護庁の長官の座からは外したものの、内務次官に昇格させた。マーセンにとっては給料も上がって、焼け太り。メルケル首相もこの決定に一度同意したが、社民党が決定の見直しを要求。CSUはマーセンの罷免を拒否。
EUの他の加盟国では「ドイツ政府は大丈夫なの?」という不安の声が上がっている。
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