mixiユーザー(id:5989457)

2018年10月17日20:29

1502 view

これはもう天才です、、、建築と音楽〜畠中さん

「ススキーノと共に」第593回のゲストは建築設計、音楽企画事務所の代表・畠中秀幸さん,

このほどオープンした札幌芸術文化劇場「Hitaru」のオープニングイベント「PRIMITIVE」(2019年2月11日)の音楽プロデユーサーです。

1969年広島県生まれ。49歳。

クラシック音楽好きの父の影響でバッハを聴いて育ち、9歳からフルートを習い、中学生になって札幌に住んで、中3からフルートの「個人コンクール北海道大会」で3年連続続1位となりました。

札幌北高校(37期・私9期)では吹奏楽部で学生指揮者となり、高3の時に豊平館でフルートの初リサイタルを開いたというのですから、とんでもない音楽の才能の持ち主。
しかも、現役で京都大学工学部建築学科に入学してしまう頭脳の持ち主。

京都大学交響楽団に入団して活躍しましたが、建築の授業が忙しくなり、3年生で退団。
一番勉強したのが大学院工学修士課程の入試だったそう。

1994年大学院修士課程を修了して帰札し、「ウインド・シンフォニカofサッポロ」を結成して指揮者として活動しながら「キタラホール」などで2003年までに10回の定期演奏会を開催しました。

建築家としては1995年有名設計事務所「アトリエ・ブンク」に入社し、主に「札幌ドーム」の設計に携わるなど、現場修業の後、2003年に現在の建築設計・音楽企画事務所「スタジオ・シンフォニカ」を設立。

「音楽のような建築を…建築のような音楽を…」を目標に、アトリエ兼ホール兼自宅の「室内楽コンサートシリーズ」など音楽が聴こえて人々が集う空間づくりを目指して、海外の物件を含めて多数の設計を手掛け、2009年第14回札幌市都市景観賞など多くの建築賞を受賞しました。

また、建築以外でも、美術展の企画、講演会、コンサートやCDの企画製作・演奏、舞台美術制作、吹奏楽の指導・編曲、大学講師も行う多才ぶり。

2005年北海道文化財団主催の先進的創造活動「Perspective」の空間監督などを通じて、北海道で活躍するユニークなクリエイターや演出家と仕事を共にすることになりました。
2017年その仲間たちと札幌芸術文化劇場「Hitaru」のオープニングシリーズ公募企画事業に「PRIMITIVE」が見事選ばれたのです。

古代から現代、そして未来、1人の女性が4つの時代と異次元空間を体現しつつ人間の根源「PRIMITIVE」を探し求めるというストーリー。

ダンサー、シンガー、合唱団、コンピュータ・アコステック音楽、縄文太鼓など200人以上の出演者に実験的美術、映像、照明を駆使した先進的な舞台演出。

その合唱団に「ススキーノ」が選ばれたのです。
名誉ある「Hitaru」初出演が決まりました。

この日の放送では「PRIMITIVE」でススキーノが歌う松任谷由美さんの「やさしさに包まれたなら」を直江香代子さんに男声4部合唱で編曲を依頼していることが明らかになりました。

また、畠中さんは2009年「北海道吹奏楽プロジェクト」(HBP)を発足させ、生涯学習センター「ちえりあ」と共催で毎年「北海道吹奏楽フェスティバル」を開催しています。


プロ演奏家集団「札幌管楽ゾリステン」のプロデューサーとしても活躍中。

好事魔多し、2011年,建築と音楽の超多忙な毎日の中で、演奏指揮中に脳卒中で倒れ右半身の機能を失いながらも、懸命のリハビリで設計だけでなく指揮者やフルート奏者としても活動を続けてきました。

ただし現在は建築業務はお休みして音楽活動に専念、週3回の脳卒中後遺症リハビリと毎日の座禅、漢方による血圧及び代謝コントロールで治療中。

「高校時代の吹奏楽部の1年後輩だった妻・さおりの渾身のサポートと音楽がなかったら、ここまで回復できなかった気がしています」と語り、「将来は障碍者と健常者を繋ぐ役割を果たせたら嬉しいです」希望に満ちた眼差しでした。

※「PRIMITIVE」のチケット<指定席S・5000円〜学生自由席・1000円>のプラザメンバーズ先行発売は10月27日、一般発売は11月16日です。
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年10月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031