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2017年08月22日02:27

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瀧場

 今日、内弟子3名が新たな瀧修行の場を見つける為に下見に出かけました。
結果、残念ですが相応しい滝が見つからなかった様です。
滝の形は良いけど、水量が少ない、水の落ち方が良くない、足場が悪い、駐車場から滝までが遠い、道が良くない、等々、中々良い条件の滝は見つからないものです。
ただ水が出ていれば良い、水量があれば良いと云う訳ではありません。
その場の気の状態、形状、足場、水の状態、そこまでの道程等々、様々な条件が揃わないと修行の場に相応しくありません。

 そう云う意味で、いつも使わせて戴いて居る栃木県の出流山の滝は条件が揃っていて、修行に相応しい貴重な滝です。
他にも色々な滝の情報を耳にしますが、自分一人で入る滝と、誰かを同行して修行させる滝は違いますから、残念ながら条件に当て嵌まるものは皆無です。

 曾て修行する事が出来た滝も観光化等で入る事が出来なくなったり、台風や大雨の被害で近づく事が出来なくなったり、良い滝が少なくなっています。

 修行は本来日常の中にあり、日々の生活やお参りの中で、それを修行と捉えて一つ一つの発見や気付きを大切にして行く中で進んで行くものです。
日々の勤行、日々のお参りの中で、毎回毎日、何かの気付きがある筈ですが。
しかし、時に完全な非日常空間に身を置いて、極限の体験をする事も必要な時もあります。
瀧修行の様な荒行だけが修行ではありませんが、それを恐れず出来る気合いと気概は持っていないといけないと思います。
荒行は常に危険と隣り合わせ。
そこに意味がありますが、初心の方に取っては絶対に危険があってはなりません。
難しいですね。

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