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2017年09月23日04:59

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自分の責任を電通に押し付けるのは卑怯だと思います

■まつりさんの母「お詫び、にわかには信じられない」
(朝日新聞デジタル - 09月22日 18:43)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4778687

高橋まつりさんのお母さんの心中は察するに余りあるが、娘の自殺の全責任を電通に押し付けるのは卑怯だと思う。なぜなら、まつりさんの自殺の主原因は電通ではなく、まつりさんの成育環境、まつりさんの母の子育てにあったのではないかと推測しているからだ。その理由について、順を追って説明しよう。

彼女のことを知るために、私は生前のツイッターを拝見してみた。そこで分かったのは、彼女がやたらと年収や、社会的地位にこだわる発言を繰り返していることだ。彼女のこうしたこだわりに加え、自殺を決意するまで自分を制御できずに頑張ってしまう強迫観念が自殺決行の背景に潜んでいた気がしてならない。

では、彼女がそんな人間になってしまった原因はいったい何だろうか。私は、彼女の母がその原因をつくった張本人だと考えている。子供の人格形成に一番影響を与えるのが親であることは、心理学や精神医学の世界では常識となっているが、彼女の場合もその例に漏れない。

まず、幼少期に両親が離婚した時点で、彼女は心に傷を負っている。母子家庭で育った彼女は、劣等コンプレックスを抱き、それを克服する代償行為として学業に励んだ。その時、彼女の母親は、「たくさん勉強して一流大学に合格しなさい。一流企業に入社なさい」というように彼女を焚きつけたのかもしれない。あるいは、焚きつけないまでも、学校の勉強や仕事で成果を出すことだけが人生ではないということを教えてあげなかったのだろう。

そして、彼女が母と交わしたとされる奇妙な会話も気になる。彼女の母は、彼女から電通に採用されたという報告を受けた際に、電通には悪い噂がいろいろあるが大丈夫かと尋ねた。それに対して彼女はこう答えた。「(でも(電通は)年収が高いのでお母さんが定年まで仕事しなくていいように仕送りしたいから」。私はこのくだりを読んだ時に、この親子関係が不健全であることを察してしまった。自分の子供にこうした発言をさせてしまう親というのは、子供が親の面倒を見ることが当たり前だと思っており、子供が親の意向に従うように仕向けている傾向がある。

幼少期の子どもというのは親の愛を受けるために必死だから、親の意向に従い、親の顔色をうかがいながら生きるようになる。彼女の場合も例外ではなく、幼少期から自分の母の意向に従い、こうした生き方を選ばざるを得なかったのではないかと考えられる。また、母が20代の自立した娘の仕送りを受け取っていたのが事実だとすれば、異常としか言いようがない。まともな親ならば、「あなたが稼いだお金は、あなたのために使いなさい」と言って仕送りを拒否するだろう。

さて、彼女の成育環境および親子関係をざっと推察してみたが、当たらずと雖も遠からずと言ったところではないだろうか。私は、こうした成育環境が彼女の根本的人格を形成し、結果的に彼女は自らの命を絶つという最悪の道をたどってしまったのではないかと本気で考えている。 言い方は悪いが、彼女の母は、自分の大事な娘を死に追いやった張本人である可能性が高いと見ているのだ。

したがって、彼女の母は、電通を責める前に、娘の自殺を防げなかった自分の責任に向き合うべきだと言いたい。自分の責任に向き合うのが苦しいからと言って、全責任を電通に押し付けて、責任逃れをするのは卑怯だと思う。
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