宮本岳志議員　爆弾質問

衆議院予算委員会　2017/2/24


宮本「近畿財務局と森友学園側と、売買価格の交渉を、行ったのではありませんか？」

佐川「今の細かい会議の記録について、手元にございませんので、確認できてございません」

宮本「私が入手した資料によりますと、森友学園の建設工事を請け負ったキハラ(?)設計の所長、ナカミチ組の所長と、近畿財務局のイケダ統括管理官、大阪航空局のタカミ調整係が、近畿財務局の9階会議室で会合をもっております。土壌改良工事の価格をめぐって交渉したのではないですか。この時の交渉内容を、明らかにできますか？」

佐川「国有財産の管理処分につきましては、一般的に先方と色々な〜手続きの説明等の会議を開くことも有ろうかと思いますが、今ご指摘のお話につきましては、確認しておりませんし、存じません」

宮本「確認して頂けますか？」

佐川「通告もありませんし、今のようなご指摘については、確認できておりません」

宮本「確認しますね？」

佐川「あのー、そのような、個別の会議は沢山開かれると思いますので、そうした交渉記録については、残っていないと思われます」

宮本「残っていない！？調べようがないと言ってるんですか？」

佐川「かしこまりました。確認させて頂きます」

宮本「確認してくださいね。私が調べたところでは、その2015年9月4日の会合では埋設物撤去費用の処分価格が具体的に出されて、撤去費用や土地の価格についても検討が、たとえば、その場で近畿財務局は、建築に支障のある産廃及び汚染土は瑕疵にあたるため、費用負担義務が生じるが、それ以外の産廃残土処分が通常の10倍では。到底予算はつかないが、借主との紛争も避けたいので。場内処分の方向で協力お願いします、と語るなど、かなり具体的埋設物処理内容、費用について、詰めた議論をしております。資料によりますと、業者からはかなり高額な処理費用が提示されています。このような交渉があったと言うことは事実だと思う。交渉記録そのものを、私に提出して頂けますか」

佐川「いずれにしても照査をさせて頂きます」

宮本「近畿財務局は昨年6月に売買契約を締結した国有地の売却に関する交渉記録も、今言ったように、あるかどうか分からないという答え。この交渉記録、面会記録、全て残っておりますね？」

佐川「昨年6月の売買契約締結に至るまでの、財務局と学園側の交渉記録につきまして委員からのご依頼を受けまして確認をしましたところ、近畿財務局と森友学園の交渉記録というのはございませんでした」

宮本「いつ廃棄したんですか？」

佐川「面会等の記録につきましては、財務省の行政文書管理規則に基づきまして、保存期間1年未満、具体的な廃棄時期は事案の終了、ということで取扱いされております。従いまして本件につきましては、H28年6月の売買契約締結をもちまして、既に事案終了してございますので、記録が残っていないということでございます」(ヤケクソ気味の答弁、ちょっと横畠風味）

宮本「驚くべき答弁ですね。6月20日に売買契約をかわしたら、その日のうちに処分したということですか？そんなのは国民、全く納得できないですよ、そういうことですか？」

佐川「あのー、今申し上げましたように、売買契約締結をもって事案終了しているということなので、当日、その日かどうかは別にして速やかに、事案終了で廃棄をしているという事だと思いますので、記録は残ってございません」

宮本「先ほど総理も、会計検査院が調査を行うだろうと、お触れになりました。昨年売買契約をした本件、2016年度決算報告の対象、既に会計検査は終了しておりますか？」

会計検査院長「本件国有地の売却につきましては、一連の事実関係の確認をした上で〜検査を実施して参りたい。検査結果として国会に報告すべき事態があった場合の報告時期につきましては、検査およびその結果の取りまとめに必要な期間を確保した上で、報告したいと考えております」

宮本「そういう検査をやるにあたっても、契約と同時に破棄したのでは、検査のしようがない、調査のしようがないじゃありませんか。隠蔽と言われても仕方がない、そう指摘せざるを得ない。私は、この国有地の売却は、世間の常識に照らしても、あまりにも異常だと言わざるを得ません。委員長、事実を明らかにするために、当時の担当者であった、近畿財務局のイケダ統括管理官、タツガワトシアキ管財部次長、当時の大阪航空局のタカミ調整係を、証人として当委員会に招致することを求めたいと思います」

宮本「政治家が関与しているのではないかと、国民が疑念を持つのは当たり前、財務大臣、それを明らかにする上でも、全ての面会記録、打ち合わせ記録、今、破棄したと、驚くべき答弁でしたが、まだ残っている電子データも含め、全て調査をして、全て本委員会に提出して頂くことを求めたい」

麻生「国有財産については、いずれの場合においても、適正な価格において処分を行うことが定められ、時価による処分が既になされております。本件につきましても〜適正な価格によって処分を行っているものと、私どもはそう承知、御疑問の点につきましては、会計検査院等々のお答えだと」

宮本「適正でも何でもないということを申し上げて、質問を終ります」



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