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2015年07月22日14:53

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LUCKY KILIMANJARO「Fullcolor」 CD聴きました。

ウチの不肖の息子が率いるバンドLUCKY KILIMANJAROのミニアルバムが本日発売されたようです。もちろんインディーズですが、タワーレコードの渋谷や新宿あたりではコーナーもあるらしいです。http://tower.jp/artist/2426859

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昨日手元に手に入れたのではじめて聴いてみました。
身内の評価は難しいのですが、一応、音にはなっています。
サカナクションぽくないこともないのですが、やはりそこは素人臭さは否めません。
流して聴く分には、爽やかさもあってBGMとしてはありです。

しかし、歌詞にせよ、音作りにせよ、歌い方もそうですが、こちらに強烈に届くものが感じられません。息子よ済まん、父は音楽に対してはお世辞がいえない人間なのだよ。

本人には直接言えないのでここでダメだしさせてもらう。

まず歌詞だが、奥行きがない。もっと深くアイディアを考えなくてはいけない。普通にきれいに作っただけでは誰にも「共感」されない。また英語を安易にタイトルやサビに使うのはやめたほうがいい。所詮日本人なのだから、なにか本当に伝えたいなら日本語をできるだけ使ったほうがいい。歌はコミュニケーションなのだから。君が英語がしゃべれないことぐらい誰でも知っている(笑)

次に曲づくり。それなりの世界はある気はするが、構成がありきたりというか単純で驚きがない。1曲に集中して全力で考え抜いた曲に聴こえない。もっと試行錯誤して悩むべきだと思う。しかしそれは100曲とか作れば見えてくるだろう。

次が演奏、アレンジ。つまり音作りだけど、声にエフェクトをかけると、もう「コミュニケーション」としては一歩下がることになる。心地よく聴こえるかもしれないが、伝える手段としては厳しい。また演奏の音づくりも打ち込み中心になるのは仕方ないが、その1音ずつが軽くなりがちなのをどうハートを入れてゆくのかを考えなければならないと思う。

せっかくツインドラムというか、パーカッションまでいるのに、その特徴を生かした音作りになっているとは思えない。ライブでは違うのだと思うが、レコードにもその要素をもう少し入れたほうがいいと思う。全体的に音にも「驚き」が少ない。メリハリをつけるといいと思う。

方向性は違うかもしれないが「ゲスの極み」なんかは、ギターや鍵盤の音の見せ所がよくわかっているアレンジをしていて、ちょっと真似てみたくなる音を出している。そういうのは非常に大事だと思う。

とはいえ、まだ最初に作っただけの6曲で上に言ったようなことが全部できていたら、それもおかしい話だと思うが、この世界でどうにかなりたいと思っているなら、自己満足の作品を作っても意味がない。打ちのめされて徹底的に悩んで絶望して、次の日にはオレは天才じゃんとからっと思えるような人間じゃないとダメだと思う。

まあお前の人生だ、好きなことをして頑張れ。


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