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2015年01月11日11:51

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【映画「リンカーン」】

 こんにちは。東城皐月です。良い休日をお過ごしくださいね。(*^_^*)v 以前、有楽町マリオンのシネコン「TOHOシネマズ」で、スピルバーグ監督作品の映画「リンカーン」を鑑賞した。とても面白かったです。今では、DVDやBDでも販売されている。

 リンカーン(Abraham Lincoln)は、アメリカ合衆国の第16代大統領。この映画では、幼・少年期や青年期のリンカーンは、全く描かれていない。奴隷制の廃止を実際に憲法に盛り込むという困難な偉業を達成した熱き政治家の伝記ドラマ。リンカーンは、白人しかいない連邦議会で、黒人の人権尊重の為に野党民主党の反対票を切り崩しながら、三分の二の賛成を獲得するという米国史上あるいは世界史上、画期的な憲法修正を成し遂げた。その議会工作の攻防は手に汗を握るほど、緊張感に満ちあふれていた。

 奴隷制度を存続すれば、労働力を無償で手に入れることが出来る。しかし、彼はアメリカの大統領として真っ向から反対した。命を賭して。また、同じ国の人間が血まみれになって殺戮し合う南北戦争。4年にも及ぶ南北戦争終結のためにリンカーンは「合衆国憲法修正第13条」を盛り込むことに挑んだのである。それは、つらく苦しい戦いであった。

 しかし、映画では、過酷な奴隷生活や南北戦争の生々しい戦闘シーンなどをあまり詳しく描いていない。死体を並べただけでは、イメージが湧かない。いかにも安上がりに映画を製作した感があった。やはりスピルバーグ監督も人の子。作品が作品だけに大きな賭に出られなかったのであろう。ハリウッド映画にしては、派手さに欠けているが、史実を詳細かつ丁寧に描いていて、ノンフィクション小説を読んでいるような感慨深さがあった。

 主役のダニエル・ディ=ルイスは、イギリス・ロンドン出身の俳優。苦悩しつつも果敢に行動するリンカーンの役を見事に演じきり、史上初となる三度目のアカデミー主演男優賞を獲得するという金字塔を打ち建てた。英雄と言うよりは、リンカーンの人間くささがうまく瀋み出ていた。ダニエル・ディ=ルイスは、この役を引き受けてから、日常生活でもリンカーンになりきり、家族にも「自分はリンカーンだから、そのつもりで対応するように」と言っていたという。

 私生活では、あの往年の美人女優、イサベル・アジャーニとの間に一児をもうけたが、その後、破局し、1992年に劇作家、アーサー・ミラーの娘、レベッカ・ミラーと結婚したという。アカデミー賞受賞時のスピーチでは、「16年間連れ添った妻レベッカは、私の仕事に対して多大な理解を示してくれました」と、妻レベッカ・ミラーに対する感謝の気持ちを述べた。また、リンカーンの妻役を演じたサリー・フィールドや脇役のトミー・リー・ジョーズの演技もとても素晴らしかった。

 ただ、当時、リンカーンでさえ成し遂げられなかったことがある。それは、インディアンの人権擁護なのです。新天地を求めてやってきた西洋人は、原住民のインディアンを迫害しました。そして、居留地などを設け、彼らを隔離したのです。

 結びに、映画「リンカーン」の感銘を受けた名言をご紹介します。「大統領にしても、靴磨きにしても、世のため、人のために働く、公僕だ。世の中に卑しい職業というものはない。但し、心の卑しい人は、いるものだが」、「顔には二種類ある。持って生まれた顔かたち。生き様によって生じる表情だ」。

 まさか、リンカーン自身も当時は、約150年後に、かつて奴隷制に多くが賛成した民主党の黒人大統領が誕生するなんてことは思っていなかっただろうが、リンカーンの人権尊重の精神は後の世代にも、しっかりと引き継がれて欲しいものです。法の下では、どんなに罪深き人間も皆平等である。


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