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2018年09月23日16:22

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7月29日(日)CRUSH MODE PREMIUM@TSUTAYA O-EAST(筋少メトロノーム対バン)

7月29日(日)、CRUSH MODE PREMIUM@TSUTAYA O-EAST、行ってきました。筋少とメトロノームの対バンライブ。メトロノームは音楽面で有頂天の影響を受けたV系バンド、というちょっと想像がつかないような音楽性のバンドです。黄色と黒の衣装も有頂天の影響とのこと。当日はそんなメトロノームに敬意を表して、黄色と黒のピンハコーデで参戦。朝から蒸し暑くて、開場時間前の待機場所はまさに蒸し風呂でした。ようやく蒸し風呂状態から解放されて中に入ったところ、目の前のステージには見慣れた要塞ドラムとマーシャルの壁が。筋少はお呼ばれされた立場なので、先行ということのようです。
あまり整理番号が良くなかったものの、どうにか下手側3〜4列目に陣取って待機。以下各バンドのレポ。

「筋肉少女帯」
ステージにメンバーが出てきた時、思わず変な声が出そうに。おいちゃんが着てた白のライダースが超格好良かったのよー!

曲順
1,サンフランシスコ
2,ワインライダー・フォーエバー
3,ムツオさん
4,元祖高木ブー伝説
5,告白
6,サイコキラーズラブ
7,イワンのばか
8,釈迦
9,ディオネア・フューチャー

MC、ネタ
・最初のMCで筋少活動休止中、自分がCRUSH MODE PREMIUMに何度も出たことを口にするオーケン。どうやらこのV系バンドのイベントは結構前からやっているようです。オーケンが出た時、会場にはいつもグルグル映畫館や犬神サアカス團がいたほか、何故かロティカのあっちゃんにもよく会っていたとのことで、あっちゃんとオーケンはV系の人達が集まる中、2人して浮いていたそうです。このイベントに同じくいつもいたのがメトロノームだったそうで、ここで初めてメトロノームの存在を知ったオーケンは、ライブ中にファンがくるくる回るのが目から鱗だったと当時の思い出を語ってました。あの時のお客さんいる?なんてことを言いつつ。
続いてオーケン、自分が筋少ファンにも同じように回ることを要求して、「いや、無理無理」と言われたという去年のアルバムツアーの時のエピソードを披露。ファンに拒否された!と大袈裟にボヤいてみせて、対バン相手のファンに対するつかみはばっちりです(笑)。筋少活動休止中に何度も対バンしてたメトロノームと筋少で対バン出来て感無量です、なんてことも言ってたなあ。

・筋少とメトロノーム、接点がないようで案外繋がりがあるよ、という対バンライブお約束MC。オーケンはメトロノームが有頂天をリスペクトしているバンドだという前置きをしてから、おいちゃんが昔、有頂天のメンバーだった話をしたり、ウッチーがメトロノームのメンバーと一緒にいろいろやってる、なんて話をしてました。
ウッチーはメトロノームの各メンバーと別々に知り合ったそうで、今日会場に来てみたら、あれっ?知ってる顔だなんて思ったとのこと。元有頂天のメンバーだと紹介された時に、おいちゃんがさりげなく敬礼してたの、微笑ましくて良かったです。

・高木ブー前のMCではオーケンが先日ブーさんに会って、「あの歌やってるの?」なんて聞かれたという話が。オーケンが「最近やってなくて…」と答えたところ、ブーさんは「やってよー。僕、ウクレレで参加するから」と冗談めかして言っていたそうです。オーケン、笑いながらウクレレの入る余地全くないですね、なんて突っ込みをしてました。

・「告白」から「サイコキラーズラブ」のサイコパス曲2連続時のMC。オーケンはメトロノームさんに寄せた曲をやります、と言って「告白」をやったと言った後、歌詞がたまたまサイコパスの曲だったのに気づいて慌ててメトロノームがサイコパスってことじゃないですよ、とフォローを入れてました。悪意はないんです!っつって。これ多分音や曲調を寄せた、ってことだと思うんですが、歌詞がたまたまそういう内容だったがためにいらん誤解を…ってことですよね(笑)。「告白」の間奏のところではオーケン、メトロノームのお客さんが回るのに敬意を表して間奏でくるくる回ってました。おいちゃんがこの曲で使ってたオレンジのギター、これ初めて見たかも。
そうやってオーケンがフォロー入れたのも束の間、次の曲もサイコパスの曲 「サイコキラーズラブ」だったの、笑ったなあ、すごいオチがついたって感じで。曲が終わった後の拍手を聞いたオーケンは、今までやった中で一番共感の拍手を得られた気がします、みたいなことを言ってました。

・イワンの前フリではオーケンがこの曲を来週の殺人的猛暑のロッキンでやったら、筋少メンバーは3人くらい死にます、とか言いだす場面が。よりによって何て曲紹介を(笑)。どうやらオーケンの中では死ぬのはもう確定事項のようで、自分がもし熱中症で死んだら代わりに清◯ア◯◯さんの息子に歌ってもらおうだの、追悼ライブで1曲写楽さんに歌ってもらおうだなんて与太話までしてましたよ(笑)。
そんなこと言ったかと思えばオーケン、ロッキンは暑いしそんなところでラウドロックをやるのはつらいから、筋少、来週から年齢を考えて音楽性をAORに変えない?カルロス・トシキとオメガトライブみたいな、なんて発言した挙句、♪君は1000%〜とか歌いだすし、オーケンの暴走はしばらく止まる様子がありません(笑)。
カルロス・トシキ発言に客席が反応したのを見逃さなかったオーケンは、感慨深そうに「みんな…生きてきたんだね…」と、遠回しにお客が若くないことに言及してました。そしてここでオーケンが放った一言「筋肉少女帯のライブは不要不急の外出です!」名言、キター(笑)!ロッキンに出ます、って言った時、オーケンはわざとロッキンを麻布十番まつりと言い間違えるボケをかましたりもしてましたよ。
曲の前に散々ボケ倒したせいなのか、それとも暑さで呂律が回らなくなった(オーケン本人談)せいなのか、オーケン、曲に入ったらイワンの2番の歌詞がほぼ全部飛んじゃって、お客に歌わせる展開になったの、笑ったなあ。

・ライブ終盤にはデビュー30周年記念アルバム「ザ・シサ」の発売告知が。オーケン、今度の新譜について、この世界の片隅の限られた枠に向けてビームを撃っていくぜー!なんて決め台詞で格好つけてたんですが、肝心のアルバム発売日を間違えて10月30日と言っちゃってて、せっかくの告知が若干台無しに(笑)。オーケンは結局最後まで発売日を間違えたのを気づかずじまいでした。
その上、告知のはずなのにアルバムは別に買わなくてもいいから物販を買って下さい、ぶっちゃけそっちの方が儲かるから、なんて身もフタもないことまで言っちゃうし。後でちゃんとアルバム買って下さい、と言い直してましたけどね。

定番外しの攻めた選曲でした。素晴らしい!1曲目で筋少復活後のフェスや対バンでは一度もやったことがないサンフランシスコをやったかと思えば、3曲目にはムツオさん!正直、2曲目のワインライダーのイントロが聞こえた時は、ここからはいつもの対バン用の選曲だと思ってたんですよ。それがここで一気におおっ!という気持ちになりました。
終わった後のセットチェンジの時、目の前にいたメトロノームファンの二人組の女性が、「筋少いいねー、曲ちゃんと聴きたい!」「あの曲何のアルバムに入ってるんだろう?」って話してる声が聞こえてすげー嬉しかったです。

「メトロノーム」
セットチェンジが終わって暗転が明けると、スチームパンクにサイバーな要素を足したみたいな衣装に身を包んだメンバーが登場。この衣装、可愛かったなあ。Vo.の写楽さんが、最初のMCでおずおずと「今日は皆さんの胸を借りるくらいのつもりで…あ、これセクハラで炎上ですか…?」なんて語りだした後、「仲良くしてね」とか言ってたのが何だか微笑ましかったです。大柄でがっつりメイクもしてるちょっと威圧感を感じる見た目なのに気弱なキャラってギャップがいいですね(萌)。ライブの3曲目あたりでだったか、曲の間奏の時、手持無沙汰になった様子でステージ奥の空きスペースに足を投げ出して座って、団扇でパタパタ仰いでたのも可愛かったです。

・写楽さんは中学生の頃から筋少を聴いていたそうで、自分のメイクが済んだ後、さっきまで筋少のライブを2階席からずっと見ていたとのこと。そして「次は自分があそこのステージに立つんだなあ…」と感慨深げに語ったところで客席の方を見て「…何だその目は?お前たち筋肉少女帯と対バンしたことあるのか?」とキレ気味に一言(笑)。こういうMC、すごく既視感があるのは気のせいでしょうか(笑)。
それはともかく。写楽さんはこの対バンが実現したのが相当嬉しかったようで、夏休み、ウルトラセブンを見ていた中学生の自分に、今、テレビで日本印度化計画を歌ってるこの人(その時写楽さんが見ていた番組の合間に流れるCMか何かで流れていたらしいです)といずれ対バンすることになるんだから、君、歌の練習をしておきなさい、と言いたい、ってなことを言ってました。こんな知らないおじさんに言われても、は?ってなると思うけど、って。この後唐突に僕は過去に行けます、とか言った写楽さんが、衣装のマントを翻し、タイムスリップした体で中学時代の自分に説教する小芝居をやりだしたのも可笑しかったなあ。

・ライブ中盤ではギターのフクスケさんのトークコーナーが。この方がメトロノームのリーダーなんですね。Vo.以外のメンバーが唐突にテンション高めで喋り出したこの状況に、筋少ファンが若干置いてけぼりを食らってるのを見て取ったフクスケさん、筋少とのツーマンでテンション上がってるので大目に見てください、なんて前置きしてから好き勝手な(ご本人談)トークを始めます。
フクスケさんの衣装、ロングスカートにも見えるシルエットのもので、その格好から一見「女形?」と思われる外見なんですが、ご本人曰く、そうではないと。ご自分は女形ではなく、おばさん形だそうです。女形はもう古いんだそうで(笑)。今の衣装にして更にオバみが増しただの、胸ふっくらして見えるだろうけどこれは脂肪だのと立て板に水のごとく喋りまくるフクスケさん、まさに絶好調って感じで面白かったなあ。「俺はヴィジュアル系のおばさん形だ!」って力説してたの、笑いました。最近では水谷千恵子と小林幸子と岩井志麻子に似てると言われるそうです。
この後の曲紹介の時に、オーケンが「高木、ブー!」って言う時の言い方を真似して若干スベってたのも可笑しかったなあ。

ピコピコ系の音に重たい音が重なってる音楽性が面白かったです。写楽さんが高い声で声を張って歌う時の歌い方、ケラさんの影響受けてるんだなーと思いました。
メトロノーム、ほぼ全編踊れる曲なんですね。回るの超、楽しかったです。くるくる回る振り付けのところは私、元新体操部の昔取った杵柄で、頑張って回りましたよ。案外まだまだバランス取って踊れるじゃん自分!って思いました。片手上げてタノジャンプの要領で回ると軸がぶれずに回れるのよ。。
もしかしたら今日の筋少の選曲、メトロノームに合わせて踊れる曲を多めにもってきた、なんてことだったりするのかなあ。 メトロノームの曲が軒並み踊れる曲だったのを聴いてて何となくそんなことを考えてました。

アンコールではまずメトロノームのメンバーが登場、主催イベント2本と8月から始まるアルバムツアー、9月1日に豊洲PITで開催されるツアーファイナルの告知が行われました。ツアーファイナルの告知の時、豊洲PITはO-EASTの3倍の人数が入るので、ここにいる人はみんな来て、街中で俺に会ったらチケットあげるから、なんてことを言って宣伝してたの、面白かったです。
主催イベントの方はV系バンドが集まるものだそうで、若手が集まる日と私でも名前を聞いたことがある有名バンドが集まる日の二日に分けて開催するとのことでした。
告知が終わって先に一人だけ呼び込まれたオーケンは、イベント告知の時に出てきたV系バンドの名前を聞いて、懐かしいと一言。それ聞いてみんな長くやってるんで、と返すフクスケさん。

この後オーケンが田島貴男さんに同い年なのに10歳くらい年上、それこそ忌野清志郎さんくらい年上だと思われてた(デビュー前から宝島に写真が載ったりしていてプチ有名人状態だったオーケンの写真を田島貴男さんが見ていたため)、という話をしたところ、フクスケさんが「自分も昔から老け顔と言われてて…」とうっかり失言。慌てて撤回するも、オーケンの目が笑ってないという事態に(笑)。
オーケンは30周年の記念に奥二重を二重にしたい、口角も上げて笑ってるみたいにしたい、なんてこと言って話をそらし、気にしてない風を装うも、愛想笑いは得意だなどと言葉を続けてしまったため、実はそこそこ気にしてるんじゃ…?疑惑が明るみに。
愛想笑いを向けられたフクスケさんは、「大槻ケンヂさんに愛想笑いされるなんて経験、俺だけだぞ!」と謎の自慢をしてましたが、すかさずオーケンに街中で声かけられると普通に愛想笑いするよ的なことを言われて、自慢したのが台無しになってました(笑)。
このやり取りをきっかけに愛想笑い講座が始まったのも可笑しかったなあ。オーケン曰く、愛想笑いのやり方は心が生き生きしてなければ簡単だそうです。心を活性化させなければOKなんだとか。

そしていよいよ筋少メンバーを呼び込んで曲にいく段階になり、再びメトロノームのお客がくるくる回る曲のことを気にしだすオーケン。その曲をやった時に筋少ファンもくるくる回ったと聞いて、「どういうことだー!それは裏切りだぞー!愛想くるくるだ!」なんつってキレてみせてました。愛想くるくるって…(笑)。そんなこんなでやったセッション曲は、写楽さんがカバーしているという理由で「踊るダメ人間」。オーケン、メトロノームのファンの人に向かって、愛想ダメジャンプしてください的なことを言ってました。
曲の間奏ではオーケンがセンターのお立ち台に上がって一言「鳥人間コンテストは中止になりましたー!」…(笑)。叫んだ後、ヘロヘロとお立ち台を下りてったオーケン、あれは一体何だったのかしら。曲の最後の方ではおいちゃんとウッチーが同じお立ち台にノリノリで上ってました。セッション中、両バンドの立ち位置の近いメンバー同士が楽しそうに向き合って演奏していたのに対し、オーケンと写楽さんだけあまり距離を詰めることなく遠慮がちにしていたのが、お2人の性格が出ているようで面白かったです。

あと、曲にいく前か後か忘れちゃったんですが、オーケン、のほ学に写楽さんがゲスト出演した時、他に出ていたのがロティカのあっちゃんと水戸さんで、2人が喋りまくったお陰で写楽さんが小さくなっててあまり喋れずに終わってしまったことを話してたなあ。

最後の挨拶でオーケンがまた対バンしましょう、と言ったところ、フクスケさんはこの発言の言質を取ろうとしたのか、今隠し録りしてる人、YouTubeに上げてください!なんてこと言ってましたよ。

メトロノームのメンバーが筋少との対バンが実現したのが本当に嬉しかった様子で、筋少メンバーに対するリアクションがちょいちょいただのファンみたいになってたの、微笑ましくて良かったなあ。橘高さんが投げたピックがステージに落ちたのをすかさず拾って胸元にしまう、とかね(笑)。楽しい対バンでした。
メトロノームの曲を聴いて、V系の定義って音楽性でくくられるもんじゃないのかもなあ、とも思いました。

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