法律と良心

今日配信の他のニュース記事を読んでいると、どうやらKDDIとソフトバンクは遮断しないらしい。

docomoユーザーは見れない違法な漫画サイトがKDDIやソフトバンクのユーザーなら見れる、そんなことになるかも知れない、そんなことになったら他社にユーザーを奪われるかも知れない。

そもそも遮断と言う行為が法律に違反している可能性すら示唆されている。

それでも漫画家の利益を守るために遮断と言う決断を下したNTTには拍手を送りたい。

他社の利益を守るために、みずからの利益を犠牲にしたり法に抵触する可能性のある行為を行うと言うのは、僕は賞賛したい。

が。

海賊版サイトとは、如何なるサイトなのか？

最近では無料で漫画が読めるサイトも増えて来て、数え切れないくらいある。

どれが合法でどれが違法か正直わからない。

例えば、今日配信の他のニュース記事を読んでいると、Amazonで漫画村のデータが売られていたらしい。

これはAmazonの誰でも作家になって自分の著作物を売り出せるシステムを悪用された形だけど、Amazonでは違法な出品が行われないようにチェックしているそうな。

だけど、普通に漫画村のデータが売られていた、と言うことは、実際はチェックしてないか、そもそもチェックが機能していないか、どっちかだと思う。

Amazonは勝手に値引き販売をして、値引きした分の価格をメーカーにも負担させるなど違法行為の目立つ会社だけど、Amazonは遮断対象になるだろうか？

これは意見が分かれると思うし、違法か違法でないか、遮断すべきか遮断すべきでかいか、誰が判断する？

docomoは誰しも納得できるサイトのみを遮断できる？

政府は誰しも納得できるサイトのみを遮断要請できる？

ボーダーも定まらないまま、遮断を実行するのも、多分に危険な判断かも知れない。

偉そうに言いながら、僕ごときには妙案がある訳でもないんだけどね。

docomoか、KDDIやソフトバンク、どっちが正解かさえわからないのだから。

■海賊版サイト、ＮＴＴが接続遮断へ　政府要請受け初実施
(朝日新聞デジタル - 04月23日 15:36)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5082880