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2018年09月19日21:38

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読書日記Nо.1120(2020年以後の日本は大丈夫か)

■中原圭介「日本の国難 2020年からの賃金・雇用・企業」2018年講談社現代新書

私の読書日記は、風の吹くまま、気の向くままですが、花鳥風月を探求して
いるかといえば、さにあらず、来月64歳になりますが、まだ現役の最前線
にいますので、こんな本も手に取ったりします。

いつまで現役の最前線にいれるかなんですが、あと2年は、いれそうです。
でも、もう65歳を過ぎれば、健康寿命は、75歳といいますから、そろそろ
好きなことをしたいと、思ったりしてます。

でもでも、私がリタイアすれば、後はどうなってもいいかといえば、そんな
ことは決してなく、家族はもちろんですが、会社の後輩たちも、幸せな人生
をおくってもらいたいと切望します。

そんなこんなで、私がリタイア予定の2020年以降、日本はどうなっている
のだろうかと、とても気になって、本書を手に取りました。

一言でいえば、経済状況においては、厳しくなっているようです。

本書の惹句を紹介しますね。

“アメリカ人の借金の総額がすでにリーマン・ショック時を超え、過去最高
水準を更新するなど、いま、世界では「借金バブル」が暴発寸前となっている
ことをご存じだろうか。”

“翻って日本では、大企業の淘汰・再編、増税による可処分所得の減少、
生産性向上に伴う失業者の増加など、日常生活を脅かす様々なリスクが訪れよう
としている。”

“まさに「国難」ともいえるこの状況に、私たちはどう立ち向かえばいいのか。“

“いち早く「サブプライム崩壊とその後の株価暴落」を予見していた経済アナリ
ストが、金融危機「再来」の可能性について警鐘を鳴らすとともに、大きく
様変わりする日本の近未来を描く――。”

章立ても紹介。

第1章 世界金融危機「再来」の可能性―いつはじけてもおかしくない「借金バブル」
第2章 日本経済を蝕む最大の病―30年間放置されていた「深刻で静かなる危機」
第3章 2020年以後の日本の雇用―イノベーションと生産性向上が失業者を増やす
第4章 2020年以後の日本の企業―トヨタが「東芝化」する可能性
第5章 2020年以後の日本の賃金―増税・ドル円相場・原油価格から考える
第6章 生き残る自治体と転げ落ちる自治体―少子化対策と地方創生をどうするか

なかなか、厳しい言葉が並んでいますね。

著者は、マクロ経済学者なので、政治・経済のマクロの視点から日本の状況を著述
しています。

でも、個人ひとりひとりは、ミクロの世界に生きていますので、マクロの状況
を悲観しても仕方ないとも思います。

まずは、自分そして、身近な家族や縁ある人たちを、しっかりと防衛すること
からしか、できないですよね。

村上春樹さんがいうところの、雪かき仕事をするしか。

なんだか、道楽読書日記らしくない日記で、申しわけありませんです。(多謝)
20 16

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