mixiユーザー(id:5540901)

2017年04月21日20:57

394 view

読書日記Nо.994(コラムニストは、絶滅危惧種か?)

■小田嶋隆「ザ・コラム 2006-2014」2016年10月晶文社刊

新年度になって3週目の今週は、リアル生活が、超多忙だった。
まぁ、還暦過ぎたビジネスパースンが、リア充だということは、慶賀
だとは思うが、道楽mixiにアクセスできなかったのが、ちと心残りではある。

本書も、一昨日読了していたが、読書日記を書く気力がなくて、本日
書いている。

コラムニストは、雑誌や新聞に、短文のコラムを書いている著述家だが、
最近、雑誌がどんどん休刊やら廃刊になって、活躍の場がどんどん
縮小している。

本書の著者の小田嶋さんも、コラムを書いていた雑誌が、7〜8誌休刊に
なっているが、最近は、ウェブのコラムにも進出して、なんとか命を保って
いらっしゃる。

ウェブの情報では、私は、日経新聞のウェブ版や、日経オンラインを愛読
していて、彼は、日経オンラインの金曜日に、コラムを連載しているが、
本日は、まだそのコラムを読んでいないほど、リアル生活が多忙なんです。(汗)

なんだか、ぐだぐだ愚痴を言っているようで、申しわけありません。(大汗)

本書の惹句を紹介。

“政治家たちの失言・スキャンダル、スポーツ・芸能界のゴシップ、メディアの
機能不全まで、世の気になる出来事に対して常に辛辣で的確なツッコミを入れ
続けるコラム界の至宝・小田嶋隆。”

“多くの物書きからリスペクトを受ける「コラムニスト中のコラムニスト」が、この
凡そ十年間に手がけた数多のコラムの中から、自らの手で選りすぐった
超偏愛的ブライテストコラム集。”

“ノイズまみれの世界に燦然と輝くコラムの金字塔にして永久保存版!”

いやぁ、凄い惹句ですが、看板に偽りなしです。

心に残った、我田引用的な文章を引用します。

“われわれが自分を変えるような運命の本に出会うのは、実は、何を探しているのか
について、あらかじめ予断を持っていない時なのだ。”

“私は、特定の書店の、どのフロアのあたりにどんな本があって、どこに新作が
並べられ、どのあたりに気になる本が揃っているのかを、ゆっくりとチェックしながら、
店内を巡回していく。”

“書店をひとあたりブラウジングした結果、私はある一定の満足感を得ている。
アタマの中が整理された感じさえある。なんというのか、書店逍遥は、ある人びと
にとっては、ストレスの解消にもなっているということだ。”

“それだけではない。ある程度以上書籍の海を歩いた経験を持つ人間には、
独特のカンのようなものが宿る。どういうことなのかというと、「読むべき本」
の背表紙が、目に飛び込んでくるようになるのだ。”

私が、この読書日記で、いつも書いている、本がオイデオイデをしている状態を
小田嶋さんは、このように表現している。

まさに、わが意を得たり、である(^^♪
30 12

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2017年04月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30