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2017年07月23日19:05

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Cocco 20周年記念Special Live at 日本武道館 2days〜一の巻〜

2017.7.12〜一の巻〜

東京にお昼過ぎ到着、武道館近くの九段下ホテルにチェックインして一息ついてからライブグッズを買うために会場へ。
2時ごろから販売開始していたようで、3時半過ぎのその時間でもグッズ前には長蛇の列。
それでもその時間になって列も少し収まったのだとか。
夕方とはいえ夏の日差しが厳しい中、一時間近く並んでようやく順番がきたころには、お目当てのグッズはあれもこれも売り切れ。
覚悟はしてたものの、とりあえず買えるものだけ買って、衣装展へ。
ここでも結構な行列。並んででもみようかなぁ、としたところ「今から並ぶと公演に間に合わなくなる可能性があります!」ってアナウンス。
グッズで思いのほか体力消費してたし、明後日まだあるから・・・と、この日は諦め、一旦ホテルに戻る。

ホテル近くでCoccoお買い物バッグ持ってる女性を見かけたので、声をかけた。
ライブのために同じホテルに宿泊、岡山から来たんだとか。遠方からなこともあり、ライブは一の巻だけ。明日には帰るのからグッズ買うために早くから来たとのことだったのに、風呂敷だけ当日分完売しちゃって買えなかったとの情報。
今回、グッズの量が多いけど、ほしいものはやっぱりみんな同じなのね。

荷物おいて少し腹ごしらえして、再び会場へ。

一日目の席はスタンド2階席。
決していい席ではないだろうけど、このライブ2日間に参加できるだけで幸せなんだと思っていた。
席には傾斜があってステージがしっかりと見渡せて見やすそう。
入り口でもらったパンフレットの中にCoccoスペシャルライブオリジナルのボールペン・・・と思いきやペンライト!Coccoライブはこれで4回目だけどペンライト、使うんだろうか・・・あまりイメージがないから戸惑いドキドキしながら予定より数分遅れで開演。

デビュー曲「カウントダウン」でスタート。
白いドレスで力強い歌声、メロディー、演奏、照明、すべてが五感を揺らして涙がこぼれた。
そのあと「水鏡」「けもの道」「走る体」とダークな曲が続く。
私はCoccoのバラードや明るい曲が好きなんだけど、この時はどの曲を聴いても涙が止まらなかった。それくらいの魂の歌声だと思った。

ダークな後には「やわらかな傷跡」でがらりと雰囲気が変わった。
「Drive you crazy」でかわいいポージングを決めながら歌うCoccoに手拍子で参加。

MCでメンバー紹介。
Coccoの提案で、メンバーが次のメンバーをリレー紹介していく形式。
最後にCocco初期のプロデュースもしていた根岸さんが「歌姫、Cocco!」と紹介したうえでの「Raining」はまた格別で・・・バンドメンバーさんのコーラス参加にも涙。
「しなやかな腕の祈り」「コーラルリーフ」「陽の照りながら雨の降る」「手の鳴るほうへ」歌詞と歌声とメロディーの美しさが、まさに私の大好きなCoccoソングが続きに続く。
贅沢な時間に私の涙腺は崩壊。すべてが美しすぎて、もう泣きっぱなし。

一の巻はCoccoが活動休止前の初期バンドメンバーで構成されてるだけあって、昔の歌が中心とは思っていたけれど最近の曲も少し入っていたり。
「ありとあらゆる力の限り」
「ポロメリア」
「強く儚い者たち」
「樹海の糸」
定番の曲でもアレンジが効いていてライブならではの臨場感がたまらなくゾクゾクした。

照明の中のCoccoが海の中で歌っているような。
はっと気が付くと観客席のあちらこちらでともされるペンライトの明かりが星空に見えた。
ライブ会場にいるのに大自然の中にいる、そんな錯覚に何度も陥った。

しっとりじっくり聴き入った後でアップテンポな「音速パンチ」。
「Rainbow」
「焼け野が原」
「風化風葬」
新旧の名曲、本当にどれもこれも泣けない曲がないんだけども。

そしてラストの曲の前のMC。

みんなはCoccoと呼べるけど、ファンのことをみんなとしか呼べないのが申し訳なくて、活動停止後DMリストを勝手に持ち出して、リストの名前を大学ノートに書き写して、一人一人の名前を声に出して呼んだ、という話にCoccoとファンの20年の絆、愛を感じてボロボロ涙がこぼれた。

それから、もう死んでもいいってとこから生きててよかったってとこまでこれて、みんなもう大丈夫、ここまでよくこれたね、ってCocco流の20年の振り返り。
愛って自由だと思う、この曲終わったらみんな自由だよ、さよなら。

そういって始まった「もくまおう」のイントロで自分でも信じられないくらい、嗚咽が出るくらいに泣いてしまった。
活動休止前の武道館ライブラストの映像、今までに何度も見てきて、その映像とかぶって見えたことも一つ。MCと曲の内容が重なってCoccoの想いが痛いくらいに伝わったのも一つ。
そして演奏が終わらない中、Coccoが舞台を後にして、なおバンドメンバーが演奏を続けて、あれはまさに何度も何度も見たライブ映像そのもので、鳴りやまない拍手のなか一の巻が幕を閉じた。

涙と鼻水と汗にまみれ、脱水症状の一日目。
こんなに泣いたのは本当に初めてかもしれない。最初から最後まで、泣きっぱなし。
さよなら、って。まだ明後日があって、よかった。
あんな終わり方されたら、心配でしょうがない。
最高のセットリストの一の巻、二の巻ではバンドメンバーが総入れ替えなのでまた違ったセットリストになるだろうけど、これ以上のものなんてあるの?と思うくらい素晴らしいライブでした。

二の巻に続く。






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