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2015年05月11日08:41

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「ありがとう」の二つの意味



「ありがとう」という言葉には特別の力あるといわれています。
何か事があるたびに「ありがとう」と言う習慣をつけると、人生には良いことがいっぱい起ると言われています。
実際、すなおに「ありがとう」を言える人は恵まれた人生を送っていらっしゃるようです。

「ありがとう」という日本の言葉には、英語の「サンキュー」という言葉にはない独特の、ありがたい感謝の響き、バイブレーションがあります。言葉にはイノチが宿っているのです。だから「ありがとう」と言えば言うほど恵み豊かな人生を歩むことになると思います。

日本は古来より「言霊の幸ふ(ことだまのさいきはう)国」と言われてきました。言葉にはイノチが宿っていて、その霊妙な働きによって幸福がもたらされるということを昔の人は知っていたのですね。日本の良さを再認識して、日本の風土に根付いた言葉のもつイノチの働きをよみがえらせたいものだと思うのです。

「ありがとう」という言葉には、二つの意味があると言われます。一つは文字通り、“有り難い”すなわち“有ることが難しい”という意味が込められていることです。たとえば誰かと出会っているとき、

「あなたと私がいまこうして、ここに過ごすことが出来るのも、考えてみれば実に不思議なご縁ですね。この世界には60億以上の人が住んでいるのに、何故かあなたと今ここにこうして出会っている。一体どういう巡り合わせなのでしょうね? 奇跡と言ってもよいのではないでしょうか? 文字通り“有り難い”ことです。ありがとうございます」

と理解することができます。



もう一つ「ありがとう」という言葉には“難がある。だから有り難い”という意味があります。私たちは、困難があると本能的に避けたくなるし、そもそも困難な目にあわないように心がけて生活しているのではないでしょうか。にもかかわらず、人生には様々な困難が、避けては通れないかのごとくやって来ますね。だから目の前に“難”がやって来たら、ついつい「イヤだなあ」とか「ついていないなあ」とかつぶやいてしまうのですね。

「イヤだ」とか「ついてない」とか思うと、本当にそんな現実が押しかけてくるものです。こんなことを繰り返していると、「イヤな人生、ついていない人生」を送ってしまうことになりかねません。

だから、“難”が有ったときには、すかさず「ありがとう」と言って、いま直面している困難な事態に感謝すれば、困難だと思っていたことが、それを乗り越えることによって、能力が高まり、人生の展望が開ける、すなわちチャンスだったということにつながります。
“難”があるから“有り難いのです。

もちろん変な苦労はしないに越したことはないのですが、直面してしまったら、それを乗り越えていくしかありません。「難が有ってありがとう」の心で、その困難な事態に負けることなく、イキイキと乗り越えていけばよいということになります。

後になって、あの困難は、神様が用意してくれたプレゼントだったと気づく時がやってくるかもしれません。

のがみ こよな「ありがとう で いいこといっぱい」(Banksia Books)より。





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