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2018年07月17日21:58

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「海の日に山へ行く」の巻

出発にはまだ早い午前4時半、ふと目が覚めたらばスゴイ朝焼けだった。
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10月の頭から10日ぐらいに、1日か二日、こんな真っ赤な夕焼けの日があるよな、なんて思った。

さてさて、出発までにはまだ大分時間があるし、何して時間を過ごそうか?
結局1時間、ユーチューブ見て時間を潰して、ゆっくりと出発の準備をする。


さてさて、午前6時。
何時もの如く、どんじょいわな号登場。
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「さて、今日はどの沢さ入っぺ?」「まあ3連休の最終日だし、どの沢も遠征組みのフライ必死屋(フィッシャー)達にタタカれまくりで、魚のプレッシャーも最高潮だべなあ〜。」

なんて会話を車中で朝メシ喰らいながら交わして、なんとなぁ〜く、「軍沢の一番上のコースさ入っぺ」となった。


現場着。
朝からアチィ〜ぜ!とダラダラと準備。
国道をトコトコと少しだけ歩いてブッシュに突入、急斜面を下って枝沢に降りる。
枝沢をトコトコと降って、本流到着。
ハイお疲れさん。
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流れる汗と弾む息を整えながら、ビールをチビチビ竿を繋いで準備を始めると、 数メートル離れた倒木の所で休んでいたどんじょいわなさんから、アレェ〜?の声。
連日の猛暑で、80パーセント仕上がった乾燥キクラゲ発見。目
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ホレ、ここにも。ウッシッシ
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勿論採取して、家でしっかりと乾燥キクラゲに仕上げて、後日喰らうであります。

釣り竿の所に戻って、毛鉤を結ぼうとフライボックスに手を伸ばしたら、トコから転がってきたのか、川虫の抜け殻がボックスの上にあった。
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準備完了、釣り開始!!
魚は出るにゃあ出るけど、どれも7寸ぐらいのチビで、やはり連休中タタカれまくったみたいで、
毛鉤に出て来る姿もオドオドしている。

100メートルも釣り遡った辺りで、右岸のブッシュを眺めていたどんじょいわなさんの目がキラリと光った!
「オレ、ちょこっと山葡萄の皮採りして来っから」の一言を残してブッシュに消えた。

はいはい〜。
おらは一人でのほほぉ〜んと釣り遡り続ける。
右岸に山アジサイが咲いている。
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渓でこの花を見ると、何時も夏だなあ〜って思う。
今日は赤とんぼも多い、
そこもここも赤とんぼだらけで、渓が赤とんぼだらけになるのは夏の終わりが近い頃なので、今年の夏は案外終わりが早いのかも?と思ったりしながら釣り続ける。
魚は、釣れるにゃあ釣れるが、やはり7寸のチビッコイワナがオドオドと毛鉤を咥えてくるのは楽しくナイ。
よって写真は撮らずに無言で即リリース。
何匹かバラシて、6匹釣って、少し飽きて来たかなぁ?ってとこで、どんじょいわなさんが合流する。
状況を説明して、二人で釣り遡るも、状況は変わらず、いや、上流へ進めば進むほど魚の反応は悪くなる。

しばらくして、7つ目のチビ岩魚、やはり無言で即リリース。
ビビッてオドオド毛鉤をくわえに来る姿を見るのは、やはり楽しくない。
どんじょさんも状況は同じで、二人ともだんだんやる気が無くなって来た。
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どんじょさんが、何か薄茶色の物を持って近づいて来た。
笑いながら、「ホレ、乾燥ワゲ(ウスヒラタケ)水で戻せば食えるゾ」
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ありがたくイタダク。(笑い

今度は右岸にウルイ(ギボウシ)の花。
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本当はもっと美しい水色をしているのに、白っぽいのはやはり乾燥気味だから?

11時半にポツポツと雨粒が落ちだしたので、小雨が一発来て、魚の状況がリセットされる事を期待して、雨避けになりそうな木陰でちょっと早い昼メシにする。

今日のおベントウ
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新開発の3色おにぎり→オニギリのそれぞれの角にコンブの佃煮、キュウリの朝鮮漬け、スジコの粕漬けを配して、齧るコーナーを変える毎に違う味を楽しめる工夫をしました。
豪華版、筍入りのエゾニュウのお煮しめ&厚焼き卵。
そしてラッキョ。 指でOK
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さて喰うゾッってぇ時に、おらの厚焼き卵が気に入ったのか、カワゲラ君がプ〜ンと飛んで来て着地、そこから動こうとしません。
仕方ないから、箸で丁寧にリフトアップして御移動願い、小雨が来る事を期待しつつ、ゆっくり食す。

しかし、期待した雨は降らずに終わり、午後の部として一時間ほど釣り遡るも状況はますます悪くなるのみなので、今日はここまでと早目に釣りを切り上げてぷらぷら渓を下ります。
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S時状に蛇行を繰り返す渓を半分ほど降った頃、渓の湾曲部をショートカットするために飛び込んだブッシュで、どんじょさんが立ち止まる。
エェ〜〜ッ、まだ食えそうなアイコ(ミヤマイラクサ)がexclamation ×2
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深皿の内側みたいな地形のポイントで、多分最近まで残雪があったのだろうって事で、半径数メートルの植物の成長が遅いみたいだった。
どんじょいわなさん、嬉々として採取する。
7月半ばのアイコなんて、とってもとっても貴重ざんす。 ^^


さてさて、採取を終えて再び降り出してしばらくして、こんどは渓の左岸の足の甲までもない極小さな流れで立ち止まるどんじょさん。
岩魚の稚魚か?と思って『何?』って聞いたら、オニコウベザウルスの幼獣だった。(笑い
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このぐらいのサイズだと、まだ鰓があるはずだから、ザウルスってよりはウーパールーパーってか?  ^^
チョロチョロ動くヤツを暫し激写する。

さらに下降を続けて、おらの足がダルくなって、スパッツもずり下がってルーズソックス状になった時、無線からどんじょいわなさんの声が!
「おお〜い!!ワゲ(ウスヒラタケ)見っけだ。早ぐ降りで来ぉ〜」
スパッツもそのままに、20メートルほど進むと、水際の倒木の横にしゃがんでいるどんじょいわなさんを発見。
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おお!ワゲだあ!(喜

おらも半分採取させてもらって、今までの疲れも何のその、二人ニコニコで車へ戻りました。
枝沢に入って、最後の心臓破りの壁のちょい手前の右岸で、マジでおらの親指太のミズを10本ほど採取して帰ってまいりました。

魚は相手不足のチビッコ岩魚しか釣れなかったけど、3連休の最終日の有名河川ぢゃまあこんなもの。
二人とも美味いモンをそれなりに背負ってこれたので、今回もまた良しとしましょう。

昨日の晩は採ってきたワゲで、きのこうどん、今晩はミズの味噌汁と早速楽しんだおらでした。

ちなみに、今夜の寝酒のツマミはちょいと多目に作っておいたエゾニュウのお煮しめでやんす。
山の幸バンザイ。 ^^
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