スネークマンショーで音楽評論家が言っていた。
「音楽はイイものもある。ワルいものもある。」
ワタクシはもう音楽の良し悪しなど既にワカラナイ。
何故なら４月から音楽教室に通っているからだ。
つまり100%リスナーの立場から曲がりなりにもやる側の人間になったのである。
人様に聴かせられる音楽を奏でられるかというと決してそうではないのだが
一般的に「課題曲」というものがある。
当然みんなが知っているような一般的な曲をやる。
「情熱大陸」
葉加瀬太郎は死ぬ程嫌いだった。（今も）
だが「課題曲」となればそれは拒めない。
拙い技能をその曲に込めるだけ込める。
何百回リピートして練習する。
つまりは指が動くかどうかだ。
弾けもしないのにその曲を批判するのはお門違いだし 人格も疑われる。
この世界では 正確に弾けたり いい音色を醸し出せるかどうか、
もっと言うと アンサンブルに耐えられるだけの最低限の技量を持って初めて歓迎される。
そうでない者はいくら授業料を払っていても単なるセンセイの「お荷物」になる。
そうなりたくないから必死で練習する。
そこにはもはや曲の良しなどもうどうでもいいのである。
弾ける事が出来てやっと入口に立つ事が出来る。
とにかく「苦しい。」
音楽を音を楽しむと書くのは「ウソ」だ。
ココロの支えになるのは上達したいという想いだけである。
思えば「音楽で生計を立てる事が出来る人達」いわゆる プロの人達はこういうことを乗り越えてきたのだろう。
それをワタクシ達は「イイものもある。ワルイものもある。」と言ってきた。
「ゴメンナサイ。」
多分ホントウは「好きなモノもある。嫌いなモノもある。」ということだろう。
「キミが一生懸命やっているのは分かる。」
「でも 好きじゃない。」
ただそれだけ。
だから「好きな誰かに聴かせてあげればいい。」
先日発表会も終わり 「情熱大陸」からやっと解放された。
次の課題曲は「THE CHICKEN]
ジャコ・パストリアスのナンバーである。
こういうの待っていたんだよね〜。
「やりがい」はあるが難易度はどんどん上がっていく。
やっぱ「苦しい」。
こちとら授業料払っているのにね。
唯一の救いはレッスンで一緒の仙台の地元アイドルのコ。
19才だって。
センセイのハナのシタは伸びまくり。
まあ人のことは言えないが・・・
P.S そのコは若いだけあって覚えも早いし スラップなんかも決めまくる。
還暦のオヤジにはなかなか高いハードルなのである。
今日の一曲 ジャコ・パストリアス- Soul Intro / The Chicken
ログインしてコメントを確認・投稿する