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2018年07月22日19:51

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「超論暴論」外論〜御嶽海の優勝は雷電氏以来!その雷電氏は「サザエさん」で…

愛知・名古屋市のドルフィンズアリーナで繰り広げられていた大相撲名古屋場所は、関脇御嶽海久司が13勝2敗という成績で賜杯を手にした。今場所は途中から3人の横綱すべてと大関になったばかりの栃ノ心剛史までが休場という非常事態となったが、これが逆に好機とばかりに御嶽海が白星を重ねて14日目まで1敗を守り、初めての優勝に輝く。長野・上松町出身の御嶽海は信州出身の相撲取りとしては現在の優勝制度が導入された下では初めてとなるが、それ以前ではあの「最強」と称された東御市出身の雷電爲右衛門氏以来2世紀ぶりの優勝という。

 今回の優勝について御嶽海は「うれしい。すごく緊張して、周囲の声援を聞いて優勝しなければならない気持ちになったが、何とか勝てた。見えた景色は、今までに味わった事のない拍手の嵐」と語ったが、優勝を決めた14日目の幕内栃煌山雄一郎相手の取組では左を差して組み止め、最後は右で押して前に出て栃煌山を退け、その瞬間に場内は大きく沸き、地元の上松町でもいわゆるパブリックビューイングで応援していた人たちが狂喜乱舞で万歳三唱となった。場所前に御嶽海は地元の先輩である雷電氏のお墓を参拝したというが、もしかしたら雷電氏が御嶽海に力を貸したのかも知れない。

 そう言えば、雷電氏は昔フジテレビのアニメーション「サザエさん」でネタにされた事がある。その内容はいつも2番ばかりで腐っていた磯野カツオが、父親の磯野波平から雷電氏の話を聞かされるが、その中身は「最強の相撲取りであったが、横綱にはついになれなかった」というもので、カツオはそれを聞いて「2番でも良い」と考えを改める。しかし、雷電は横綱になれなかったとは言っても、その頃の横綱はまだ制度としては確立されてはなく、最高位は大関であった。ゆえにそのたとえ話は適切ではなかったと言える(もっとも、長谷川町子氏の原作マンガには、そういう話はない)。

 それはともかく、雷電氏も今回の御嶽海の優勝には来世で喜んでいる事であろう。来場所は大関昇進がかかる御嶽海、けいこに精進して連続での賜杯を楽しみにしたい。

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