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2017年09月20日20:20

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「超論暴論」外論〜田中桓成、予想以上の深手!統一王座決定戦は白紙に…

予想以上の深手である。1週間前に大阪市で行われた世界ボクシング機構(WBO)ライトフライ級の防衛戦で、挑戦者のタイのバランポン·CPフレッシュマートを退けた田中桓成であるが、この試合は1Rでいきなりダウンを奪われるなど苦戦する中でも自分のペースを取り戻し、9RでTKOを奪って逆転勝利と相成った。しかし、試合後に控室で激しい頭痛を訴えて大阪市内の医療施設で検査を受けたところ、当初のお診立てでは左眼窩低の骨が折れていたという事であったが、さらに検査をすると、右眼窩底の骨も折れていたというから、所属する畑中ジムの畑中清詞会長ら関係者も衝撃を隠せない。

 医者からは「2ヵ月は安静をしておき、スパーリングに関しては3ヵ月はまかりならぬ」という指示を出されたという田中であるが、これで年末に予定されていた世界ボクシング協会(WBA)の同じクラスの王者である田口良一との日本人同士による統一王者決定戦は白紙になった。田中は会見で「いよいよ統一戦というところで傷を負い、田口さんや期待してくれたファンの方、そして交渉を進めてくれた身内の方に申し訳ない」と謝罪したが、今後について畑中会長は「将来のある選手なので、健康面を第1に考えて今は治療に専念させる。治った時に、その後の展望を考えたい」と語り、田中も「こういう経験をしたからこそ、できる成長をしたい。間違いなくプラスに変える」と力強く口にする。

 田中はもともとまばたきが多く、右手で自分の右眼をバンバン叩く癖があった。プロデビューの時には既に両眼とも腫れぼったかったというから、もともと眼が弱かったのかも知れないし、事実それを指摘する向きもある。ダウンした時に恐らく骨が折れていたのであろうから、そこからの逆転劇はものすごい戦闘魂の持ち主と言えよう。そういうファイターの試合は見ていておもしろいし、技術も気持ちも世界王者としてふさわしかった。とは言え、相手のバランポンも噛ませイヌと思っていたら、思った以上にパンチが強かったというあたりは少し相手を甘く見ていた部分があったのではないか?

 まだ若く、いろいろな可能性があるだけに、何とか眼を大事にして長く活躍してほしいと思う。田口も階級を上げずに防衛を重ねていくようなので、互いがベストな時に統一戦を行えば良い。とにかく今は休養し、復帰したらまずは守りの強化に努めて再びリングに上がる事を願うばかりである。
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