母物は好きではない
おまけに文豪の自伝的
さぞかし母の自慢かと思えば
井上靖原作
本当に身を削った作品だ
娘たちを自分の意のままに従わせ
従わないものは
「誰のおかげで飯が食えていると思ってるのだ」
と昔よくいた親父だ
そんな彼が
母親から幼いころ捨てられたと
思って母親を避けていた
その母親を樹木が演じているのだが
初めは軽いボケ(思い違い)
段々そのボケはひどくなって
徘徊を繰り返す
いなくなった息子を探すため
その認知症を見事に
樹木が演じている
そして
その時代の雰囲気も良く伝わってきた
とくに
主人公の妻があの時代の女性そのものだった
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